エクセル プログラムの実行(2017/08/22更新) | 50歳からのエクセルプログラミング

50歳からのエクセルプログラミング

ブログでお伝えしたい事は、プログラムを使うと著しく業務効率が上がると言う事です。興味がある方はプログラムを動かしてその素晴らしさを体感して下さい。無限の可能性を秘めたプログラミングの世界をご紹介して参ります。

 いよいよエクセルプログラムの実行を行います。焦らず確実に操作して下さい。それでは始めましょう。

 

①プログラムを動かす前に確認を行います。

 下図のように、「プログラム格納フォルダ」フォルダーに①「複数ファイルの結合_VBA.xlsm」が、「データ結合用フォルダ」フォルダーに②「170806_サンプルデータ1.xlsx」と③「170806_サンプルデータ2.xlsx」が入っていることを確認して下さい。

 

②次にサンプルデータ②③の中のデータを見て下さい。

「170806_サンプルデータ1,xlsx」をダブルクリックするとエクセルが開きデータが表示されます。

氏名、住所など10件分のデータが入っていることが分かります。

 

同様に「170806_サンプルデータ2,xlsx」は氏名、住所など20件分のデータが入っていることが分かります。

ここで一旦、2つのファイルとも閉じます。次にプログラムの確認をします。③に進みます。

 

③「プログラム格納フォルダ」フォルダーの①「複数ファイルの結合_VBA.xlsm」をダブルクリックしてエクセルを開きます。シートが開くだけでプログラムらしきものは表示されていません。これからプログラムが記述されているところへご案内します。

下図の手順に従って操作します。①「開発」をクリックします。 →   ②「Visual Basic」をクリックします。 → 別ウインドウが開きます。③「Module1」をクリックします。これでプログラムが表示されました。

 

④このプログラム(Module1)は複数のシート(今回は2つのシート)まとめて1つのシートにすることが出来ます。

 それでは実際にプログラムを動かします。⑤に進んで下さい。

  ※サンプルデータは「疑似個人情報データ生成サービス https://hogehoge.tk/personal/」を使用して作成修正し、実在する個人の情報ではございません。

 ファイル名:170806_サンプルデータ1,xlsx

 ファイル名:170806_サンプルデータ2,xlsx

 上図、2つのファイルのデータ部を次の図の様に結合します。

 

③ファイル名:170806_●_ファイル結合.xlsx ←ファイル名はプログラムにより自動的に別名をつけて保存します。

 

⑤下図を参考に、プログラムが表示されている実際の画面を見て下さい。

 まず、カーソルを赤枠内「Sub ファイル結合_列可変版_複数ブックのシートを一つにまとめる()」の「()」の後ろに置いてください。それから赤枠内の②スタートボタンを押します。これでプログラムが実行されます。⑥に進みます。

 

⑥プログラムの実行完了後、下図の様にメッセージボックスが表示されます。(転記ファイル数は 2 件、データ数は 30 件です。)確認後、「OK」をクリックしてメッセージボックスを消します。

また、「データ結合用フォルダ」フォルダー内に、「170806_●_ファイル結合.xlsx」と言うファイル名の新しいファイルが作られています。それではこのファイル内のデータを見てみましょう。⑦に進みます。

 

⑦「170806_●_ファイル結合.xlsx」をクリックしてファイルを開いて下さい。下図の様に「170806_サンプルデータ1,xlsx」と「170806_サンプルデータ2,xlsx」のデータが結合されていることを確認して下さい。

 いかがでしたか?手作業ではなくプログラムを使って自動的に処理を行わせることに感動して頂けましたでしょうか。

 今後はプログラムの概要説明、詳細のご説明をしていく予定です。お楽しみに。

 

補足説明:実際にこのプログラムを使って複数のファイルを結合してご使用の場合は、「データ結合用フォルダ」に結合したいファイルのコピーを入れます。プログラムを実行し、「170806_●_ファイル結合.xlsx」のファイル名をご希望のファイル名に変更し、保管したいフォルダーに移動します。そしてまだ残っている「結合するためにコピーして来たファイル」も全て消去しておいてください。(次に使うときの為にフォルダーを空にしておきます)

読者の方へ。過去の記事をご覧になられていて、「画像」が上手く表示されない場合は、「hiro-yukioのサイト」の「過去のブログ記事」フォルダーにPDFで保存しましたのでこちらでご覧下さい。

hiro-yukioのサイト

この8月7日の記事内容で「複数ファイルの結合_VBA.xlsm」と記載すべきところ、「ファイルを結合させるVBA.xlsm」と誤って記載しておりました。このプログラムは実行上問題はございませんが、一部記述を更新している箇所がございます。再度、最新版の「複数ファイルの結合_VBA.xlsm」をダウンロードして、使用してください。

なお、hiro-yukioのサイト内に保存している「複数ファイルの結合_VBA.xlsm」と「ファイルを結合させるVBA.XLSM」のModule1のプログラムは2017/08/22現在同じものになっております。