見事オリンピック二連覇を成し遂げた女子柔道の谷本選手。
ポイント重視で勝ちに行くJUDOの最近の方向ではなく、一本勝ちにこだわる日本の柔道をつらぬき通した姿勢が素晴らしかった。
『柔道家として柔道を伝えたい』という言葉に、教え子たちへの熱く強いメッセージが込められている。
蹴球はどうか?
メキシコオリンピックで日本サッカーを飛躍させた『デットマール・クラマー』という偉大なコーチが残したのは、基本技術を重視した組織プレーという日本人に合ったプレースタイルの確立だけでなく、目の前のプレーヤーに今この瞬間必要なことを見抜く指導者と、必要なことを受け入れ真摯に取り組むプレーヤーの姿勢、そしてスタッフの連携というチーム理念だと思う。
長野県のサッカーチームで、チーム全体やプレーヤー個人のカルテを作成し蓄積しているところはまだまだ少ないだろう。 データがないところで、今何が必要か曖昧にして知識と経験だけで取り組んでいると、『蹴ってボールを追いかける勝利至上主義サッカー』のまま進歩できなくなってしまう。
デットマール・クラマー氏が残した日本蹴球の理念『ボールが追いかけてくるチームサッカー』を行うときが来たと思う。
(息子の、少年団と中学部活のチームは、結果を重視しながらも、個々の特性を分析し次のカテゴリーでの成長を見据えた上でチーム運営を行ってくださっていたと思う。 ありがたいことだ。)