私は喋りたい人間なんだと思う。頭に思い浮かんだことを口に出さずにはいられない。

 だけど、私が喋るのはこんなこと。

 「なんか今日ね、理由もないのに気分上がらないなって思ってたの。でもね、ポケット見たら500円玉入ってたの!一気に笑顔になれたの!500円玉ってすごくない?ただの小銭なのに、こんなに見つかったら嬉しいんだよ!」

 面白くないなぁ。長いよなぁ。





 ただ、「500円を見つけて嬉しかった」と言えばいいと思いますか?

 だけど、私にとってはそうじゃないんです。

 伝えたいことは「500円玉を見つけて嬉しかったこと」じゃないんです。

 「どうやっても上がらなかった気分を、その存在1つで上げてしまう500円玉が凄い!ただの500円玉なのに。」という感情の一部始終を、伝えたいんです。

 




 私は、こんなことを悩んでいます。「こんなこと?」って思いますか?でも、あなたがもし、これを毎日聴かなければならない立場だったら、きっと疲れます。私は、私の周りの、私の大切な人が疲れてしまったら、嫌だなと思います。私は私のこの性質がちょっと嫌です。






 私は喋りたい人間。認めたくない。カッコ悪いもん。口数の少ない風流な人間でいたい。認めたくない。話すよりも聞く方が好きだからと言って、私が話すよりも、大切なあなたの話を沢山聴いてあげたい。だけど、大切な人にほど、いっぱい喋りたくなってしまうんだよな。





 認めたところで、どうにかなるものではない性質かもしれないけど、認めなかったら、少なくとも絶対にどうにもならないですよね。

 だから、認めてしまった上で、対策を打とうと思う。





 大切な人に向けていっぱい喋ってしまう前に、喋り疲れて満足してしまおうという作戦。これがうまくいくかわからないけど、やってみる。だからアメブロ書いてみる!






 これは、夢を見過ぎだけど、私のこの困った性質が、もしかしたら文字を書くということに役立つかもしれない。夢を見過ぎだけど、何者でもない私のブログを読んだ方が、少しでも楽しい気分になるかもしれない。そんな簡単な風に、世界は成り立ってないと思うなぁ。でも、やってみる。これで私と私の周りと、あわよくば私のブログを読んだ方が、前進しますように。