心配だったAさんも内定した。ほっとした・・・


彼女は他のエアラインも内定していたのだが、訓練に入る直前に一世一代の決断をした。

「先生、○航空をお断りしてもしなくても、私は後悔することになっちゃうのでしょうか?」


Aさんは○航空の内定を頂きながら、ANAもファイナルまで進行していた。CAになる夢を実現させることをとるか、それとも、あくまでも「絶対入社したかったANA」に賭けるか、苦渋の選択を迫られたのだった。

「先生、ANAの最終で、もしもダメだとしても、私は後悔しないようにしたいです!」

「大きな賭けになりますね。。最終は五分五分、どちらを選ぶか最後は自分で決めてください!!」と私は言い放った。


それからの一ヶ月、彼女の判断が正しかったのかどうなのか・・・正直、私には答えが見出せず悶々としていた。


「先生!ANA内定しました!!」という留守番メッセージを聞いた瞬間、

「Aさんの気力勝ちだわ。。」としみじみと思った。


イチかバチかの選択を迫られているときほど、人間の感覚が研ぎ澄まされる時はない。


「あなたの判断能力に脱帽です!」と、

Aさんに伝えたい・・・