こんばんは、いつもお世話になります。
【福だるま@社長応援団長】です。
今日は、普通の方が考えるランキングとは別に、僕が昔いた英会話教材販売会社の業界からみた「社長ランキング」について書いてみます。
嬉しいことに訪問販売会社のことを書くと結構な反応があるようなので、今回も楽しみです。
まあ、いつも言ってることですが「社長」には誰でも簡単になれます。
本屋さんに行って「会社設立」の法令様式を購入したり。ネット上に落ちている「法人設立」のサイトから書式をダウンロードし、手順どおりにやれば実費としての登記印紙代だけで簡単にできます。
そして、社長を名乗るのはもっと簡単ですが、会社として継続的に収益をあげることが出来るかどうかで、社長としての「器」をみられることになります。
僕がいた業界は、フルコミッションが前提の競争社会だったので、自分が幾ら営業力があり個人的に稼げても組織を持つと力を発揮できない人も沢山見てきました。
その中で、小さなグループからのスタートが一つの社長レースのようなこともありました。
社長の第一段階
いつまでたっても、営業マンをマネジメントできないで自分の稼ぎだけが頼りの社長さん。
営業会社でいえば、シニア・レップの人ですね。
社長の第二段階
営業マンを4~5人マネジメントできる人で、月間1000万円くらいの売上が
見込めるようになった社長さん。月収100万円クラスです。
営業会社では、グループリーダーの人です。
社長の第三段階
営業マンを10人前後マネジメントできる人で、月間2000万円くらいの売上が
見込めるようになった社長さん。月収200万から300万円クラスです。
営業会社では、サブ・マネージャークラスで一つのオフィスを任せることも考えます。
社長の第四段階
営業マンを2~30人前後マネジメントできる人で、月間4000万円くらいの売上が見込めるようになった社長さん。月収400万から500万円クラスです。
営業会社では、マネージャークラスで複数のオフィスを任せます。
社長の第五段階
営業マンを50人前後マネジメントできる人で、月間8000万円くらいの売上が
見込めるようになった社長さん。月収1000万円クラスです。
営業会社では、デビジョン・マネージャークラスになります。
社長の六段階
営業マンを100人前後マネジメントできる人で、月間2億円の売上が
見込めるようになった社長さん。月収2000万円クラスです。
営業会社では、ヴァイス・プレジデントクラスになります。
社長の七段階
営業マンを2~300人前後マネジメントできる人で、月間4~5億円の売上が
見込めるようになった社長さん。月収5000万円クラスです。
社長の八段階
営業マンを5~600人前後マネジメントできる人で、月間10億円の売上が
見込めるようになった社長さん、月収1億円クラスです。
面白いことに英会話教材販売会社(外資系ブック)の世界では、この社長の八段階に達する頃に大概の会社が核分裂を起こし、結果的に空中分解していくのです。
大体が、第七段階くらいが個人のカリスマ社長としては限界で、第八段階は臨界点となるのが宿命のようでした。
大昔に僕たちも上場を考えた時の一つの目安、東証店頭上場の条件が年間売上30億円、経常利益3億円、会社資産3億円となっていたと記憶していますので、六段階七段階をクリアできれば上場資格を持った社長さんでもありました。
現在の新興上場の基準は、どうなったのか調べていませんが、証券会社の策略で上場してみたはいいけど、所謂事業の柱が一つしか無い会社の社長さんは上場廃止や強制退場の憂き目にあっている方が多いようです。
立派な社長さんとなられても、上場を前に幹事証券会社や監査法人との付き合い方次第で、上場後の成功が変わってくるので気をつけていただきたいです。
「社長残酷物語」の主人公にならないように!!
ありがとうございました。