莉人くん視点

ある日の夕方の仕事終わりに電車を降りた

するとある特異なものに目を奪われる

それはピンクの芋ジャを着たダサい女…

女というにはまだ幼い…学生かな

それにしてもピンクのダッサイ女かぁ

ここ駅前だぞ

もう少し着る服とか考えればいいのに

とお節介と思いつつ考えずにはいられなかった

しかしそのダサさがなかったら見向きも

していなかっただろう

好奇心からその女に注目してしまう

何やら段ボールの前で

必死に何かをやっている…

もう少し近づいて見てみると

子猫だ！段ボールの中に捨てられている

子猫の世話をしているのだ

大方その女の家には連れて帰れないのだろう

と予想がついた

まぁ、よくあることだと

スタスタとその女の前を通り過ぎ家路に着いた

夜

その日はたまたま予定のない日だった

家で寛いでいると

ふとあのピンクの芋ジャの女のことを

思い出した

それにしてもダサかった

でも可愛い子猫だったな

今頃誰かに拾われているだろうか？

雨も降り出した

寒空の中雨に濡れてはもたないかもな

自然と体が子猫の元に向かっていた

段ボールの中でミーミー鳴いている　

抱えあげると

お前ミーミー鳴くからミィちゃんな

今日からうちくる？

両手で運ばないと落としてしまいそうだ

家からここまで遠くない

ミィちゃん、ちょっと濡れるけど

耐えてくれよ！

そう言うと大事にミィちゃんを両手に

包みこみ家路に着いた

差していた傘を置いて…

それにしてもオレはバカだな

猫の為に引越しかぁ

これから少し忙しくなるなぁ

花音ちゃん視点

ある日の帰り道

段ボールに捨てられた子猫をみつけた

まだ生後そんなに経っていない

幼く可愛い子猫だ

このままにしておくと死んでしまうかもしれない

だけど何をしてあげればいいか分からない

うちはペット禁止だから

連れて帰ることも出来ない

ペットショップで

ミルクとタオルケットを買ってきた

子猫を手に包んで温める

一時凌ぎにしかならないと分かっていても

何かせずにはいられなかった…

しばらく世話をした後家路に着いた

夜雨が降ってきた

あの子猫のことが心配になった

せめて濡れない場所に移動させようか？

そう思ってあの子猫の元に向かった

すると段ボールの前に

1人の男性が立っていた

子猫を抱えやさしく微笑んでいる

そしてやさしくキスをすると

持っていた傘を置いて

子猫をやさしく抱いて行ってしまった

この世に天使がいるのなら

この人のような人を言うのだろう

暗い夜空の中その彼だけは輝いて見えた

彼が置いていった傘を持って家路についた

いつか彼にお礼を伝えたい

その時傘も返そう！

とても綺麗な人だったけれど

花音ちゃんは誰かは分からなかった

家族に

白いメッシュの男の人知ってる？

と聞くと

知らないほうが変(不思議)

この辺りでは有名人だよ

莉人くんっていうんだよ

白いメッシュは初恋の恋人の

儚い美しい白い薔薇のイメージを

表していて

別れた後もずっと変えずにいるみたいだよ

特定の彼女は作らないけど

女性がほっとかないらしいよ

など莉人くんにまつわる噂話を聞いた

今のダサい自分のまま

会いに行ってはいけない気がした

数日後

莉人くんに新しい彼女が出来たらしく

その彼女と一緒に住む為に

引越しまでしたらしい

白だったメッシュの色もピンクになった

などという噂を花音ちゃんも知ることになった

花音ちゃんメモ

花音ちゃんは絵を描くことが大好きで

絵に打ちこむあまり恋愛やオシャレに

無頓着で地味で冴えない女の子でした

しかし

あの日を境に自分磨きを始めます

チェックポイント

花音ちゃんはあの日の彼が莉人くんだとはっきり認識出来ていますが

花音ちゃんが次に莉人くんに会いに行った時は普通に可愛い女の子になっていたので、莉人くんは花音ちゃんのことをよくいるミーハーな可愛い女の子くらいにしか思いません(あのダサいピンクの芋ジャ女が花音ちゃんだったと知るのはもっと先の話です)

でもこれが2人の最初の出会いです

花音ちゃんの思い出の光景を

絵にしてみました

参考画像がうまく見つけられず

想像で描いたので

下手なのは分かっているんです

ごみんなさいですm(_ _)m

日曜日になったら

相方に同じポーズをしてもらって

写真を撮らせて貰おうと思ってます

いつかリトライしたいので

あと漫画描けるなら描いてみたいけど　

基本的なことから

勉強しないと何も分かりません

良かったらいろいろ教えてくださいm(_ _)m

代わりに描いて貰いたいくらいです

長い文章になってしまって

ごみんなさいですm(_ _)m

見てくださってありがとうございました

今後は

ストーリーはあまり書かず

自由に絵は描いていこうかなと思ってます

気になる人がいれば

また続きを書こうかな

オリキャラ練習(初めての出会い)