家を造るなら④ | DRIFTER

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~漂流者の日々徒然~

③から随分間が空いちゃったが一応続き。


結局知人の紹介で借家暮らし(現在の住まい)を始めることになったK一家。この家は築20~30年てとこかなぁ?老舗の造り酒屋の持ち物で、昔は倉庫兼社員寮みたいな使われ方をしてたらしい。だから部屋数は多いんだよね。それからなんといってもビルトイン・ガレージ付!ただしシャッターは壊れてるケド・・


ただこの家は土台があまり丈夫ではないようで少し傾きかけてる。それに強風が吹くと家全体が揺れるんだよ。前なんか台風でガラスが割れちゃったこともあった。こんな調子だと地震が起きたら倒壊してしまうかもしれないし、やはり長居は出来ないな・・と思いつつこの家に住んで早6年。経済状態も一向に上向きにならず仕事の借金は無くなっては増えの繰り返し。なかなか新居購入に踏み切るキッカケがなかった。それよりナニより先立つものが無かったわけだが。


それからもうヒトツ。僕の住んでいる町は土地を売り渋ることで有名で、借地で家を建てるのが一般的なのだ。ただ借地を見つけるのは非常に難しくて、見つかったとしても大抵は地元工務店の息がかかった「建築条件付」という肩書きが付いている。

僕は地元工務店で建てる気がサラサラなかったのでそういう土地は最初からパス。何故かというと例のインチキ建築会社のせいで信用が出来なくなった事もあるが、とにかく地元工務店が建てた家は評判が良くないのだ。お金と時間はやたらかかる上に手抜きはする、柱は曲がっている等の悪評が後を絶たない。そんなトコに人生最大の買い物を頼む気になれないよね。そりゃ中にはいい店もあるんだろうけどやはりここは安心感が欲しいからイチかバチかは避けたいところ。。


そんなわけで僕はハウスメーカーに照準を定め、住宅展示場通いをスタートさせた。 つづく