年とってくると目覚めが早くなると言うが。今のところ、前より朝がキツくなっている。自分が仕事の日はエイっと起きるが、それ以外は苦痛。「クッソー、夫の弁当さえなければ!」数分闘い、ようやく起床。体は起きても、頭の何割かは寝ている。夫が出かけるまでに、徐々に脳を起こす感じだ。

 

だが今日は。頭が一気に冴えるヤツと目が合った。トカゲである。いや、ヤモリかイモリか。とにかくそれが、ちょろっと目の前に現れた。寝起きで目を疑ったが、確かにそうだ。

 

目が合ったとたん、ヤツは立ち止まった。「捕えなければ!」 けれど、しこたまある家事が優先だ。すばしっこいのと格闘しているヒマはない。で、とりあえず。前日食べた豆腐の空パックを手に取り、カパッとかぶせた。よしよし。夫はこういうものが苦手なので、基本役に立たない。「よろしく」と言い渡された。

 

あとは、どう処理するか。そればかり考えつつ夫に朝食を出し、弁当を作る。ゴミをまとめ、一段落したところで、いざ。

 

古ハガキを豆腐パックの下へすべらせる。これで、密封しつつ移動可能の状態に。それを大きめのビニール袋にすべて入れ、口をしばる。おっしゃ!捕獲完了。コイツは初めての捕獲だが、我ながら上手くできた。

 

このまま捨てるのもアリか・・・一瞬思った。けれど、ヤツにも命がある。何を間違ってここに来たのか知らないが、できるなら元の世界に返してやらねば。ベランダでへ行って袋を解いた。ハガキにのったヤツは、意外と動かない。やや乱暴だが、ソレっと振って道に落としてやった。バイバイ、もう迷い込むなよ。

 

調べてみたら、色やら風貌から「やもり」らしい。いもりは腹が赤く、両生類で水辺を好むという。今朝のは全体的に薄茶、やもりは爬虫類、家に出るのは大体やもりのようだ。

 

5センチほどで、まだ小さいかった。今思えば可愛らしいものだが、久しぶりに見る爬虫類、びっくりした。実家でも、あまり見たことがない。よく捕えたもんだ。私は比較的、虫とかが大丈夫な方なので何とかなったが、虫や爬虫類が大嫌いな人だったら、どうするのだろう。夫婦で二人とも、ダメな場合は。どちらかが冷や汗&恐怖とともに、頑張らないといけない。

 

本当は、どちらも頑張るのが理想だけれど。頑張らなかった片方は、別のことで頑張るしかない。いつも片方だけではダメになる。

人の体のように。やもりやトカゲのしっぽは、切れても痛くないのか、ちょっと気になる。