Des Histoires Heureuses

Des Histoires Heureuses

とびきり嬉しかった瞬間、じんわりと幸せな一時、
日常で出会った様々なHistoires Heureuses(幸せなお話)を少しずつ書き留めています。





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宜しくお願い致します。
気がつけば、もう今年も半分が過ぎようとしています。
怒濤の、と言うような時間ではなかったのですが、あっと言う間に6月になっていました。


2014年は、新年早々から滞在許可の事があったり、滞在許可証取得後は、フランスの免許を申請したり、色々な所へ履歴書を送ったりと、いつにも増して書類の事に明け暮れた半年でした。

終わってしまうとあっけない物なのですが、毎回、滞在許可証の手続きは少し疲れます。
年越しはそんな訳で気持ち的にあまりゆったり過ごせ無かったのですが、滞在許可証が出た時にはホッとして、何日か、放心状態でした。

それからとっても嬉しい事もありました。
今から十年以上前、テレビで始めて演奏を聴いて以来ずっと大好きなヴァイオリ二スト、James Ehnes(エーネス)氏の演奏会が一月、二月とパリであり、コンチェルト、室内楽と、二回も聴けた事です。
エーネス氏は一年中、コンサートで世界を駆け巡っていますが、何故かパリでは始めてのオーケストラとのコンサートでした。
CDで何度も聴いたメンデルスゾーンのコンチェルトがコンサートで聴けるなんて、夢の様でした。

そのコンサートの興奮も冷めやらぬまま、一ヶ月後にはルーヴル美術館のホールで、室内楽のコンサートもありました。

こんなに短い期間に二回も素晴らしい演奏を聴けるなんて、今年の運は全部使い切ってしまったかな、と不安になる位でした。

三月は母が来仏し、その後はたまたま幾つか仕事が重なり、今に至ります。

母が来た時に、色々な所を周ったので、またその事も少しずつ書いていきたいと思います。

去年は名前の通り10月頃に咲いていた家の前の桜。
今年は10月になっても11月になっても全然咲かなくて、去年のは見間違いで十月桜ではなかったのかしら、と思っていたら1週間程前から花が開き始めました。

雪が木の枝で休憩しているみたいなぽつぽつと咲く可愛らしい花に、見かける度につい口元がゆるんでしまいます。

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ここ数日は雨が降っていますが、お花は咲き続けてくれています。
このまま一緒に新年を迎えられるといいなぁと毎日眺めています。

シチリアに滞在中のほとんどの時間は、カマリナのClub med内で過ごしました。
旅行するとその国のスーパーに行ってみたくなるのですが、カマリナにはスーパーマーケットは無いとの事で、どうせならとカマリナからバスで40分程のラグーサに行きました。
夕方の便でパリに戻る最終日の事でした。

まずはスーパーに行き、色々見て周りました。シチリア産のジャスミン入りのボディーソープや、お菓子、ちょっとした香辛料などを買いました。

ラグーサは旧市街ラグーサ・イブラと、新市街のラグーサ・スペリオーレの2つに分かれています。
あまり時間が無かったので、ちょこっとだけ散策してみることにしました。

散歩の途中に見かけたアッシジの聖フランチェスコに捧げられた教会。
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写真に撮り忘れてしまいましたが、途中でパン屋さんに入りそら豆(?)の入った揚げたてのパン(ピッツァ フリッタというのかもしれません・・)を食べました。巨大な揚げ餃子の様な形で、とってもあつあつで、カリカリしていて、中はお豆の香りとほっこりした柔らかい食感で、とても美味しかったです。


移動魚屋さん。
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ラグーサのは三本の大きな橋があるそうです。その内の二本が下の二枚の写真です。


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写真に無い三本目の橋を渡り終えた所。多分、その橋の設計者の方の像かと思われます。
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裁判所。旅行に出ると、つい普段の生活では写真に撮らない場所も写真に収めてしまいます。
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スペリオール地区にあるバロック様式のサン・ジョヴァンニ大聖堂。1700年代初めに建設が始まり、1700年代終わりに完成したそうです。
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ここら辺でもう既に帰りのバスに乗らないといけない時間になりました。まさにとんぼ帰りという感じですが、名残惜しさをひしひしと感じつつバス停まで戻りました。
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そしてカマリナに戻ったと思ったら、もう帰りの飛行機の時間に合わせてバスで出発です。
あっと言う間の一週間で、まだまだ見てない所も知らない所も、行ったけれど十分に観賞できなかった所も沢山ありましたが、それでも色々な事を見られて、感じられて、とても充実した旅行でした。

帰りの飛行機の窓から。
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シチリアのあの太陽をまた感じたい、そう思いながら帰途に着きました。