漫画の累計発行部数TOP20

【1位】ワンピース:4億8000万部

圧倒的人気を誇る海賊冒険バトル漫画。
累計発行部数は国内3億9000万部、海外8000万部を突破している。
2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定された。

【2位】ドラえもん:3億部

藤子・F・不二雄氏を代表するSF(少し不思議)漫画。
アニメは国内だけでなく東南アジアなどでも人気が高い。
2019年11月には23年ぶりの新刊となる『0巻』が発売され、一月で40万部以上売れた。

【3位】ゴルゴ13:2億8000万部

195巻を数える長寿のハードボイルド・スナイパー漫画。
1968年の連載開始から50年以上休載がなかった・・・・・・が、新型コロナの感染拡大により、最近になって初の休載となった。

【4位】ドラゴンボール:2億6000万部

少年ジャンプを代表するバトル漫画の金字塔。
累計発行部数は国内1億6000万部、海外9000万部。
ゲームもシリーズ累計で全世界4500万本以上売れている。
漫画やアニメ、ゲームなどを含めた総売上は230億ドル(約2兆5000億円)にも上る。

【5位】ナルト:2億5000万部

海外人気がやたら高い忍者バトル漫画。
累計発行部数は国内1億5300万部、海外9700万部。
またゲームも海外で人気が高く、『ナルティメットシリーズ』は全世界2000万本を記録している。

【6位】名探偵コナン:2億3000万部

見た目は子供、頭脳は大人の推理漫画。
『金田一少年の事件簿』の漫画がヒットしたことを受けて開始された作品だったが、こちらのほうがテレビアニメや映画でヒットした。
テレビアニメは日本テレビ系列において、全国同時ネット放送の30分レギュラーアニメ番組としては最長寿を記録。
そして映画はシリーズ累計興行収入が700億円を突破した。

【7位】ブラック・ジャック:1億7600万部

医療漫画というジャンルが形成されるキッカケとなった金字塔。
手塚治虫作品の中でも一番のヒットシリーズとなった。

【8位】こちら葛飾区亀有公園前派出所:1億5650万部

40年間の連載で全200巻もの大長編となった警察コメディ漫画。
作者の秋本治氏は漫画製作のための会社を設立し、プロアシスタントたちを社員として雇い、タイムカードによる勤務管理を行うなどの安定的な執筆体制を取ることで、40年間一度も休載することがなかった。
2016年には「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定された。

【9位】鬼滅の刃:1億5000万部

大正時代を舞台としたファンタジーバトル漫画。
アニメ放送前は少年ジャンプの中堅作品といった程度の売り上げだったが、アニメで女性層が急増し、一気に火がつき一大ブームとなった。
また小説版もレーベル史上最速で100万部を突破している。

【10位】美味しんぼ:1億3500万部

グルメブームを牽引した料理漫画の金字塔。
福島原発事故を扱ったイザコザがあってか、2014年から休載が続いている。

【11位】スラムダンク:1億2029万部

バスケブームを巻き起こしたスポーツ漫画の最高傑作。
連載終了から13年後の2009年に『スラムダンク あれから10日後』が発売された。
ちなみに現時点で電子書籍化はされていない。

【12位】ブリーチ:1億2000万部

オシャレでハイセンスな死神バトル漫画。
数々の伏線や設定を残したまま終わったが、後に成田良悟氏の小説『BLEACH Can’t Fear Your Own World』でそれらはある程度補完された。
2020年に20周年プロジェクトの一環として「千年血戦篇」のアニメ化が発表。

【13位】鉄腕アトム:1億部

手塚治虫氏によるSFロボット漫画の金字塔。
これを読んでロボット技術者を目指した人も多いそうで、日本の高水準ロボット技術力に大きく貢献したと言われている。

【13位】ジョジョの奇妙な冒険:1億部

荒木飛呂彦氏による能力バトル漫画の金字塔。
心理戦・頭脳戦・能力戦を用いたバトル描写は、その後のバトル作品に多大な影響を与えた。

【13位】タッチ:1億部

あだち充氏の最大のヒット作となった野球恋愛漫画。
当時の編集部は和也の死亡展開に大反対していたが、担当編集者が編集長から逃げ回ることでなんとか掲載に成功したとの逸話が残っている。

【13位】金田一少年の事件簿:1億部

推理漫画ブームの先駆けとなった推理漫画の金字塔。
『名探偵コナン』と比較すると、こちらのほうが悲劇的な重いストーリーになっている。
初期はトリックの流用が問題になったものの、「学園七不思議殺人事件」(4巻)からはオリジナルトリックを用いるようになったとのこと。

【13位】北斗の拳:1億部

80年代の少年ジャンプを代表するハードボイルド格闘アクション漫画。
3年間にわたり読者アンケートで1位を維持する人気を誇り、それにより当時接戦だった少年サンデーを突き放した。

【13位】進撃の巨人:1億部

別冊少年マガジンを代表するダークファンタジー漫画。
創刊号かつ無名作家の作品でありながら、独特の絶望的な世界観などで一躍話題となった。
ちなみにデビュー前にジャンプ編集部に持ち込んだところ、評価はボロクソだったというエピソードは有名。その後マガジン編集部に持ち込み新人賞を受賞し、今に至る。

【19位】はじめの一歩:9600万部

イジメられっ子のボクシングを題材とした格闘技漫画。
作者が電子書籍反対論者なため電子書籍化は行われておらず、週刊少年マガジンの電子版にも掲載されていない。まぁ紙の本でも掲載されていないことが目立つかもしれないが。

【20位】クローズ:9000万部

不良たちの喧嘩漫画。
スピンオフを含め、多数のシリーズが刊行されている。