秀山祭の感想、これにて最終です!
詳しいあらすじについては、公式サイト 歌舞伎美人をご確認下さい ⇒ ☆
三幕目:秀山十種の内 松浦の太鼓
説明不要の「赤穂浪士」モノの「松浦の太鼓」
赤穂四十七士の中でもわりと有名な大高源吾が主役です。
源吾は、「子葉」という俳名をもつ風流人。
その源吾が討ち入り前夜に、俳句の師匠でもある俳人:宝井其角とばったり出会った際の
掛けあいから始まります。
其角「年の瀬や 水の流れと人の身は」
源吾「明日待たるる その宝船」
このやり取りは、史実としては事実ではありませんが、今や忠臣蔵関連のお話としては
有名になっています。
歌六さん・又五郎さんご兄弟が、三世歌六さんの追善狂言として演じられています。
歌六さんのご子息、おでこイチオシ若手女形の米吉くんと、
又五郎さんのご子息、歌昇くん、種之助くんご兄弟もご出演で、
これから播磨屋を、秀山祭をしょって立たれる方々が勢ぞろいの、秀山祭らしい演目でした。
弟の種之助くん、お兄さんの脇に隠れている印象もありますが、
数年前、新春浅草歌舞伎で初めて見たときから、おでこは個人的に踊りの名手だと思っています!
そしてイチオシの米吉くん♡ もうかわいすぎて何してもかわいい(笑)
秀山祭、末永く続くことをお祈りしつつ、吉右衛門さまや仁左衛門さまのご負担が
少しでも減るような、そんな興行体系を、松竹さんにはお考えいただきたいと思います。
歌舞伎界の宝を、もっと大切にしていただきたいと切に願った、秀山祭となりました。
長々お付き合いいただきまして、ありがとうございました☆