9月16日の祝日。

南座が再開場して以来、初めて観劇してきました!

関西に住んでいるのに、歌舞伎観劇は圧倒的に歌舞伎座が多いおでこ(笑)

9月は1週間に2回観劇したという贅沢な月になりました♪

21日に歌舞伎座で吉右衛門さまの秀山祭を観劇しましたが、これはまた次回!

 

 

九月花形歌舞伎 

演目は、夏場の舞台にふさわしい「通し狂言 東海道四谷怪談」です。

そう、四谷怪談といえば、お岩さんです!

運命に翻弄される男女と亡霊の怨念を描く、鶴屋南北による怪談物の傑作で、

涼しくなることうけあい(笑)

 

 

 

 
 

さて、地元京都でもありますので、新しい南座はどんなんかなぁ~と、ワクワク向いました。

 

 

 
 

南座といえば、急な斜面!と言っていいほどの勾配!

お年寄りには3階席後方はかなり厳しいと思います。

 

今回、発売日などではなく、急に思い立って切符を購入したこともあり、

3階の二等席!(前の方だけ3階でも二等席) なんとか一列目を死守しました!!

とはいえ、鳥屋から始まる花道の1/3は見えないです(涙)

 

 

 

 

 

新しくなってどうかしら?と思いましたが、お席自体はさほど代わり映えもなく、狭いままでガックリ。

お隣さんが恰幅の良い方だと、かなり肩がこる観劇となります・・・。

(この日もお隣の男性が・・・はい、かなり恰幅の良い方でした(苦笑))

 

 

さて、肝心の舞台!

愛之助さんの舞台を拝見するのはいつぶりかな?2年ぶりくらいかしら?

七之助さんは先月の歌舞伎座に引き続きです!

 

詳しいあらすじ、歌舞伎美人のみどころをご確認下さいませ。 ⇒ 

 

愛之助さん扮する伊右衛門は、本当に色悪なお役なのですが、

愛之助さんやっぱり深みのあるスゴイ役者さまです!!

もう、色悪すぎて憎たらしいを超えて「あんた、ほんま最低で最悪やなっ!」って

怒りたくなるほどのお芝居!

決して愛之助さんがそうではないのにね(笑) お見事でした!!

 

そして、ここ数年本当に乗りに乗ってると思わせてくれる七之助さん!!

玉三郎さんのあとを継げる、女形のお一人ではないでしょうか!?

素人がおこがましいのですが、拝見するたびにパワーアップされているのが解ります。

今回のお役は3役掛け持ち!

なんと言ってもお岩のお役は、とてもとても難しいお役だと思うのですが、

悲しみだけでなく、憎しみ、恨み、せつなさ、もう言葉にならない思いと表情を巧みに

演じなければならないのですが、これがまた素晴らしかった!!

(早替えも何度もありましたし)

そして、」本当に歌舞伎がお好きでいらっしゃるというのが、ひしひしと伝わる、というのでしょうか。

勘三郎さん、本当に今のお姿を見たかっただろうなぁ。

七之助さんも、見て欲しかっただろうなぁ、と、しみじみ。

 

そして、中車さん。

歌舞伎役者:市川中車と、俳優:香川照之の狭間をどうしても見てしまうのですが、

やっぱり「演者」としてお上手です。歌舞伎で言えば、コミカルな演技や三枚目がお似合い!!

歌舞伎は、アドリブで世情や話題のお話をされることがしばしばあるのですが、

この日も「昆虫すごいぜ」ネタを他の方がふられていて、場内がクスクスと和みました(笑)

 

 

最後に、成駒家の壱太郎さん♪ なんであんなに愛らしいのかしら(キュン♡)

おでこイチオシの播磨屋の米吉さんと競って欲しい、若手女形のお一人です!!

 

歌舞伎、やはり何度観劇しても楽しいですし、どんどん深みにはまっていきます(笑)

歌舞伎を見るために、また頑張って働くぞ~!!