本日より母が入院しているおでこ家。
そのため、昨夜は久々に入院グッズの点検・準備をしていたおでこ。
我が家は、両親共に結構入院をしているので、父・母ともに、いつでも入院できるよう、
それぞれに必要な入院グッズのチェックリストを作成し、実際にセットして保管しています。
これは災害時にもそのまま使えるので、あると便利です。
かなり昔になりますが、脳腫瘍で5ヶ月近く入院していたことがある母。
ですので、我が家で1週間~10日ほどの短期入院は、「別荘滞在」と言っています(笑)
今回はその別荘滞在コース☆の予定です。
今回は右手の手術なのですが、術後、自分で動けるようになると、治療とリハビリの時間を除けば、
母にとって入院生活は3食昼寝・おやつ付き、になります(笑)。
ありがたいことに、母の利き手は左手なので(お箸は両手使えます)食事の介助も不要で助かります。
そんな訳で、おそらくオヤツのデリバリー係りに任命されるであろうおでこです(笑)。
救急搬送をのぞくと、母の入院は少々ご無沙汰で、約8年ぶり!
病院からの「持ち物リスト」を見ると、時代の流れか準備するものが変わっていました。
同じ病院に3年前に父が入院したときは、まだ変わっていませんでしたが、
定番のスリッパ ⇒ スニーカーのようにかかとがすっぽり入る靴
これは、転倒防止のためだそうです。なるほど!と納得しましたが、
スニーカーを履くのに手間取るお年寄りって、多いのでは?と心配になりました。
椅子に座って履くならいざ知らず、ベッドからですからね。
これは、若い人にはきっとわからない!(←おでこはまだ若い部類にいるつもり(笑))
病院の持参リストにはないもので、おでこが持ち物チェックリストに記載している、
オススメグッズをご紹介します。
①S字フック
これ本当に必需品です。というのは、ベッド周りは使用できるスペースが限られているからです。
(ただし、吊るせるのは枕側のみ。足側は柵を外すことも考慮する必要があり、吊るせません)
患者が限られた空間で生活をする中で、いかに手の届く範囲に必要なものがあるか?が一番大切。
メモやペンを入れる小さなBOXを吊るしたり、②のテッシュケースを吊るしたり。
ちょっと移動するときに持参する小さなバッグも吊るしておけば、本人も介助者もすぐに動けます。
②吊るせるタイプのテッシュケースカバー
これは本当にオススメです。
枕の横や食事用のテーブルの上に置いていると、何かのたびに動かさなくてはなりません。
ティッシュって、患者以外の家族も使ったりしますし、枕元の奥(降りない側)にあると
必要なときに本人も使いにくいことと、
枕元には、治療用のものを(チューブとか)おく場合もあり、意外と物を置くことができません。
ベッド柵にするりと吊るすだけで、とても重宝しますよ☆
③洗濯ばさみ
病院でお洗濯をされない方でも、ちょっとタオルを留めたりなど、あると便利です。
食べかけのお菓子の袋を留めたりしているのは・・・おでこ母ですが(笑)
④ハンドクリーム・ボディークリーム
病院は空調が効いている分、とても乾燥します。
同じ姿勢でずっと寝ていると、足の乾燥がひどくなりがちです。
乾燥するとかゆみも出ますし、クリームでマッサージすることで、リンパの流れも
良くなります。
ヒルドイドなどがもらえる場合は良いのですが、香りに癒されることもありますよね。
母に使っていたものを「あの良い香りのハンドクリーム、どこで買えますか?」と
同じお部屋の方に質問されたこともありました。
独居のおばあちゃまにお使いを頼まれて、プレゼントしたこともあります(笑)
あまりキツイ香りは周囲の方への配慮も必要ですが、アロマオイルなどが使えない分、
クリームでこっそり香りを楽しむことは、女性ならではかも知れません。
⑤置き紙袋・ビニール袋・エコバッグなどの袋
洗濯物を持ち帰るのに、あ!手ごろな袋がなかった(汗)
いただきものを持ち帰る際など、ちょっとしたときに必要なのがこれらの袋です。
なくても困りませんが、ちょっとストックを置いておくと便利です。
⑥延長コード
欲しい所に自分用のコンセントがあるとは限りません!スマホの充電、必須ですよね?
病院の許可が必要な場合もあるので、一概にオススメはできませんが、場合によっては
役に立つものです。
現在病院の事情により、お花を飾れないところが多く、病室はちょっと寂しい印象になりがちです。
今回はまだリクエストされていませんが、お花の写真とか、孫の写真を飾ってあげたいと
思っています。
おでこ母よ、今回は余裕シャクシャクみたいなこと言ってるけど、最近頻度を増してよく転ぶし、
本当に気をつけてよーーー!!
物忘れなのか、認知症なのか、認定ギリギリの狭間でもう長年暮らしている母ですが、
おでこのことが誰かも解らなくなって「看護婦さん」と呼ばれていた入院生活時代を思えば、
おでこの方が余裕シャクシャクよ!!何が起こっても、かかってこんかい(笑)まかしときー(笑)
右半身不随だったのに、リハビリをコツコツ頑張って、今ではスイミングスクールに
1人でバスに乗って、通えるようにまでなりました。
放射線治療の後遺症は色々あります。母は患った場所が「脳幹」という、人間の全てを掌る場所だったので、
言語や記憶に少々障害が残っています。
例えば、胡瓜のことをほうれん草と言ったりしますが、こんなのは序の口!
野菜とカラーが緑なのは合っているので、ゼンゼンOK(笑) おでこの脳トレにはもってこい(笑)
算数が得意だった母ですが、引き算だけ弱くなりました。
リハビリで何度聞かれても、答えられなかった100-9。今でもたまに問題として出します。
それでも、ベッドから起き上がり、車椅子から立ち上がり、人間には計り知れない力があるものだと、
教え、示してくれた母は偉大です。どう頑張っても越えられないです(苦笑)
年齢的に、友人たちも介護を担う世代となりました。
家庭との両立、仕事との両立、個々抱える問題は様々です。
おでこは、友人たちよりかなり早くから親の看病・介護生活が始まりましたが、
今考えると、若さで乗り切れた部分が多々あります。当時仕事がとてもハードだったのですが、
休まずちゃんとしてましたから!
例えば睡眠不足。これ、本当に身体に堪えます。
ショートスリーパーのおでこでも、最近はちょっとキツくなってきました。
看病するには、どうしても無理をする必要がありますが、無理は永遠にはできません。
ご自身が動ける身体であってこその看病・介護です。長丁場であればあるほどに。
人に甘えることが苦手な方でも、周囲の方々のお心遣いに、甘えていいと思える日がやってきます。
そうそう、母の病院に通い続けた5ヶ月で、おでこの身体には変化が起こりました。
規則正しい生活(早寝早起き)のおかげで、痩せました(笑) あ、飲んでなかっただけか((爆))
そして、お買い物に行ったり旅行に行けなかったので、自然とお金が貯まりました(笑)
母の退院後、看病のご褒美に買った小さなバッグは、今でも頑張った自分の勲章です♪
この記事を読んで下さっている方で、今後介護をする立場になられる方がおられましたら、
経験者の話として、耳の片隅に留め置いていただければ幸いです。
最後に、看病・介護の際、おでこを支えてくれた大切な言葉。
「大丈夫、大丈夫!」