おはようございます。
いただいたコメントにお返事ができておらず、失礼しております。
今夜帰宅しましたら、お返事をさせていただきますので、
どうかお許しのほどをやじるし


少し日が開いてしまいましたが、観劇レポの続きです。
(書いたのにアップできておりませんでした)


 


和史くんのおちゃめすぎる初お目見得だった夜の部最初の演目
勢獅子音羽花籠(きおいじしおとわのはなかご)





3階席なので、転んでしまった瞬間は見られなかったのですが、
両手でお顔を隠していたのは、泣いてしまったのではなく、
恥ずかしくてお顔を隠していたのだと、後から知りました(笑)
なおさらかわい過ぎる(ズキュン)ニコ
 磨かれた舞台を慣れない裃姿に足袋での登場ですから、
2歳の幼子、そりゃ滑っちゃいますよね。
これからが、ますます楽しみな音羽屋さん御曹司!!


二幕目三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)
平成の三之助(しつこい?)が再び競演されたこの演目。
1月の明治座で、若手の方の三人吉三を拝見したところ
でしたので、
お嬢の菊之助さん・お坊の海老蔵さん・和尚の松緑さんは
また違った趣がありました。
うーーーん、おでこは巳之助さんのお坊の方がやはり好き♡
お嬢:菊五郎さん お坊:吉右衛門さん、和尚:團十郎さん、
の舞台、拝見したかったなぁ~☆


三幕目時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)
「本能寺の変」を描いた、有名なお話です。
明智光秀が、数々の恥辱に耐えながら、謀反に至るまでが
描かれていました。
歌舞伎では、明智光秀は武智光秀、織田信長は小田春永
という名前で演じられます。
タイトルの時今也(ときはいま)は、光秀が切腹をすると見せかけて
詠んだ辞世の句「時は今 天(あめ)が下知る皐月かな」から
きています。
松緑さんの、三宝を踏みつぶしての迫真の演技に拍手でした!


四幕目男女道成寺(めおとどうじょうじ)
「道成寺」で有名な、安珍と清姫のお話。
そもそも、安珍に逃げられ、想いを遂げられなかった清姫が、
裏切られたと蛇に化けて、鐘楼に隠れた安珍を鐘ごと焼き殺す、
という、怖い女性のお話(汗)
歌舞伎では、「娘道成寺」が有名ですが、「男女道成寺」とは
どんなお話なのかしら?と楽しみにしていました。
海老蔵さん扮する安珍・・・最初ちょっと面白いのです!!
そして、早替えの衣装がなんとも美しくて音符


そして、この演目でもやはり菊之助さんに注目でした!
菊之助さん、もちろん立役も素敵ですが、やはり女形は格別に
表情の全てが素敵だと思いました。
指先のひとつひとつまでが美しく、白拍子として舞われるお姿に
見入ってしまいました。

お父様の菊五郎さんは、コミカルさも兼ね備えていらっしゃるので、
菊之助さんの真面目なお芝居に、いつかコミカルさも加わるのかな?
なんて、妄想も(笑)


そして、ここで少し余談を。
海老蔵さんファンの方には、大変失礼な物言いで申し訳ないのですが、
おでこ、海老蔵さんのお芝居が、苦手なのです。
(ご本人が苦手なのではありません)

荒事を得意とされる成田屋さんのダイナミックさは素敵ですし、
見得を切られるお姿も、さすがでかっこいいと思います。
しかし、おでこが大切だと思っている、表情とお声が苦手なのです。
なので、安珍を違う方が演じられていたら、どんなだろうなぁ?なんて
考えてしまいました。
今回どの演目でもそれを感じてしまいました。
七月以降・・・どこで歌舞伎を見ようかしら???


菊五郎さんと吉右衛門さんは、1幕目のみのご出演だったのが
ちょっぴり残念でしたが、
初孫の初お目見え初日で、グッタリされているでしょうし、
また次の機会に、豪華なお二人がお揃いの舞台を拝見したいと思います。


そうそう、今回初めて「たっぷり」のお声を耳にしました!
2つお隣の席のおじいさまが突然仰せでビックリ☆

3階席だと、大向こうさんが近くにいらっしゃることが多く、
また、大向こうさんのお席でない場所にお座りの常連の方が、
1・2階のお席からでもお声がけをされます。
お声がけは、誰が行ってはいけない、という決まりはありませんが、
お芝居の邪魔になるようなタイミングでのお声がけは、
舞台を台無しにしてしまうこともあり、素人はなかなか・・・。

大向こうさんは「大向こうの会」といった会に所属されている方が
なさっているのだそうです。(その多くはスカウトとのこと♪)
よほど歌舞伎がお好きで、物語を熟知されていないと、お声がけは
できないので、ものすごい歌舞伎愛だなぁと、いつもホレボレします。


歌舞伎ビギナーズですが、舞台以外のこういった楽しみも楽しんで
もっと歌舞伎の魅力にはまりたいと思います。