仲良しの後輩Kちゃんから、「おでこさん、一度うちのクラブに
見学に来て下さいよ~!たまには日本の文化に触れて、
仕事頭からリフレッシュしましょうよ音符 」とお誘いが。


クラブというのは、会社の茶道部のこと。
Kちゃんは入社以来ずっとしているから、もう10年選手の
部長さん。
定時後、ご一緒させていただきました。


実はおでこ、高校・短大と同じ敷地内にある女子校に
通っていて、5年間茶道部に所属していました。
(一応部長でした(笑))
両親もお茶のお稽古をしていましたし、今では姪の
チビピーコも学校でお茶を習っているので、
お茶は今でも身近です。
チビピーコがきたら、なんちゃってお稽古も我が家で
やっていますが、お茶室でのお稽古となると話は別!!
なんせ、20年ぶりのお稽古場!(お客さんですが)


おでこは表千家でしたが、会社のクラブは裏千家。
お点前を3席見学させていただいたのですが、
やはりお作法や手順が全然違いました。


お茶室に入る時の足さばき1つとっても、逆!
裏千家は右足からですが、表千家は左足から。
座っているときの、手の重ね方も同様に逆でした。
なんだかとっても新鮮な気持ちで拝見していました。


そして、先生がとても素敵な方だったんです!
Kちゃんから「先生が素敵すぎてwハート☆ 」と
聞いてはいたのですが、本当にチャーミングで
お話もお上手で、あこがれの女性と言ってもよいくらい
素敵な先生でした。


学生時代、もらい事故にあって、膝を2度手術して、
一時期正座ができなくなりましたが、それでも
お稽古したいくらい、大好きだった茶道。
(制服がセーラー服だったので、プリーツスカートの
下で足を崩させてもらっていました(笑))


わりと厳しいクラブで、夏にはお寺で合宿もありました。
朝から浴衣を着て、1日中お稽古三昧です!
しかも、2泊3日!! 
下級生は、お客さん役が多いので、お腹チャプチャプ(笑)
食べ盛りの高校生ですが、お食事は当然、精進料理☆
懐かしいなぁ☆


そして、3年目くらいには、お点前時の精神統一が
気持ち良いと感じるようになったことを思い出し、
ふと、お稽古したい気持ちになりました。


もちろん、お点前やお作法はすっかり忘れていますが、
なんとなく所作を覚えていることと、
「20年ぶりと仰ってましたが、覚えておいでなのね」
と先生に言っていただいて、
学生時代にしていたことが、少しは身についているのだと
ちょっとうれしい気持ちにもなりました。


自宅に帰って、袱紗ばさみなど、どこにしまっていた
いたかな?と、探したらちゃんとありました(笑)





お免状もカビてなかった(笑)


おでこは、学校のクラブ活動でお免状をいただく試験を
していただいたのですが、
表千家の場合、2つ目のお免状までが、学校で取得可能な
お免状です。


ただ、おでこは同じ先生に5年間教えていただいていたので、
先生から
「高校から短大まで、ずっとお稽古を続けて下さったのは
おでこさんだけです(笑)
なので、短大を卒業なさる前に、うちに少しお稽古に来て、
3つ目のお免状に挑戦しない?」とご配慮をいただいて、
3つ目をいただきました。


茶道のお免状は、資格としていただくものではなく、
「ここまでお勉強して良いですよ」という証だと伺った
記憶があります。
なるほど、と大人になった今、その本当の意味が
理解できたように思います。


とても素敵な時間を過ごした、平日の定時後でしたニコ