最近
「旅行じゃなくて君は旅だよね。」と、言われ
確かに…と思った。
私の一人旅の始まりは京都でした。
二十歳の成人式の日、一人旅に出ようと思った。
振り袖に憧れもなかった19歳だった私は
ただ一回の為だけに振り袖を買って着る事に魅力を感じなかった。
そして、中学校の修学旅行先だった京都へ行こうと思った。
登校拒否をしていた私は
修学旅行に行けない事を悔やんでいたと同時に
成人式に出るという選択肢はなかった。
ただ一つだけ言うとするなら
「京都で京都の成人を見てみよう。」
そんな事を当時思っていた。
何故だかはわからないけど。
19歳の一月。
ドキドキしながら旅立った。
誰も私を知らない土地へ。
見知らぬ同級生が成人式をしてる見知らぬ土地へ。
見るもの全てにワクワクして
新幹線に乗る直前に買った駅弁も
食べ終わる暇もなく
新幹線の窓にへばりついて
ずっとずっと外に流れる景色を見ていた。
不安だったからではなく
ワクワクしていたからだと思う。
因みに、移動時間が好きで移動中はほぼ寝ない。
電車でも夜光バスでも飛行機でも
移動してる最中は未だにあまり寝ない。
ガイドブックを見る訳でもなく、
ただひたすら少しずつ変わっていく景色を
ずっと眺めているのが好き。
あれから何度も京都には行ってるけれど
最初に見た雪景色の金閣寺に勝る感動はないかもしれない。
京都に限らず、
雪や雨の神社仏閣はとても好きな光景の一つですね。
旅先で悪天候を嘆く人を良く見かけますが、
その条件を楽しめる人が"旅"に向いてる人だと思う。
love,mnt