第二次世界大戦から65年もが経過した今、アドルフ・ヒトラーのボディガードの最後の生き残りが存在する。
彼の名はローフス・ミッシュ。
今なお、彼には世界各国からファンレターが殺到し、それゆえの苦悩があるという。
ローフス・ミッシュ氏は、今年93歳。
高齢の為、現在は住んでいるアパートの周りを車椅子で移動している。
そんな高齢の彼だが、世界各国から届くファンレターの「サインを!」という要望に、今まで可能な限り対応していたという。
しかし、年齢が年齢。いくら彼が返信をしようと、追いつける訳がない。
「もう、さすがに限界」
ドイツのタブロイド紙に対し、彼はこう語る。
「ファンレターは韓国、アメリカのテネシー州のノックスビル、それにフィンランドとアイスランドから届きます。
どの国が悪いというようなことを言うつもりはありませんが‥」
第二次世界大戦最中のナチスに深い思い入れがある国々の一部の人々にとっては、戦争が終わろうと、この「ヒトラー率いるナチスのトップクラスの幹部」の生き残りである彼の存在は今なお特別なものなのかもしれない。
ファンに返信をしていた頃は、SSの制服に身を包んだ戦時中の自身の写真のコピーをサイン用紙として用意していたという。
ベルリンの緑豊かなルード近隣に住む彼のもとには、返信を辞めた今もファンレターや小包が届き続ける。
ローフス・ミッシュ氏は戦時、ヒトラーの武装親衛隊のほか通信手も行っていた。
「最後の証人」として、ドキュメンタリー番組や映画に出演している。
ニュースソース
http://news.yahoo.com/s/nm/20110126/od_nm/us_hitler_bodyguard_odd