ご訪問ありがとうございます
バイオリニストのODAです
みなさんバイオリンの練習はいかがでしょうか?
コロナの感染者数が年末と比べると
爆発的に増えてきて、私の周りでもコロナにかかった人がちらほらいます
思った以上に大変みたいですので、お互い感染対策は引き続きしっかりして
不要不急の外出は控えたいと思います
さて本日のテーマは
【バイオリン】初心者のビブラートのかけ方
バイオリンは本当に難しい楽器でいわゆる
「鬼門」がいくつもあります
個人的には
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・ビブラート
・スピッカート
・スラースタッカート
・重音(特に10度)
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これらはだいたい辞めたくなるポイントです
そしてバイオリン初心者さんが憧れる技法で一番素敵だなと思うのが
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「ビブラート」
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ですが、これがむちゃくちゃ難しいです
私もビブラートをはじめたときは本当にしょぼくて
「ビビラート(指がふるえるだけ)」
でした
しかしいろいろと練習方法を模索して、現在はさまざまなバイオリン協奏曲などが、とりあえず弾けるようになりました
そこで本日は
ビブラートを短期間で上達できる方法を凝縮してお伝えします
といってもビブラートは奥深いので、死ぬまで研究が重要ですので、とりあえず初心者の方が中級者くらいにできるくらいのビブラート練習法をお伝えします。
ビブラートの種類は3種類
そもそもビブラートの種類は3種類あります
①腕でかける
②手首でかける
③指でかける
です
初心者さんの場合は①か②のどちらかを選んで、1つだけ習得してください
③に関しては高音部のみに使うので、超上級者むけです
個人的には
①のビブラートが結構主流なので、①がおすすめです
ビブラートの練習方法
それでビブラートの練習方法として
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A)右手でバイオリンをもつ
B)ビブラートをサードポジションでかける
C)人差し指、中指、薬指のどれか1つを集中して練習する
D)しっかりした音(弦が共鳴している状態)でひく
E)3連符で練習する
F)ビブラートかけるのとかけない練習を交互にやる
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です
本当にむちゃくちゃやることありますね
まず
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A)の右手でバイオリンをもつ
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の理由ですが、ビブラートをかけようとすると、構えている左肩に力が入ってしまいます
特に腕でかける場合は力が入ってしまうので、力をだらだらに抜けるようにします
右手でバイオリンをもてば、楽器はおちないので大丈夫ですね
また「ドアをノックする」ように低い方に音をかけます
理由は人間の耳は高音に敏感なので、高音をグネグネとずらすと、気持ち悪くなってしまいます。
基本的には低い方にやるといいです
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B)ビブラートをサードポジションでかける
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何故ファーストポジションで練習しないのか?というと
ちょうどサードポジションくらいが力が抜きやすいと思います
一度いろいろなポジションでためしてみてください
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C)人差し指、中指、薬指のどれか1つを集中して練習する
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まずビブラートで重要な事は
関節を柔らかくすることです
各指の第一関節を尺取り虫のように柔らかくグネグネします
そうすると力を弦につたえやすくなりますね
いってみると車のサスペンションのようなものが
関節の柔らかさです
そして指を集中して練習する理由は
「早く音のイメージをつけるため」
です
勉強でも1教科だけ勉強すると成績がUPして、他の教科もそこあげできますよね
あれと同じような理論です
指1本だけでもすごく上手になると
「音のイメージがしやすくなります」
だから他の指の練習をしたとき、短期間で他の指も上達します
ちなみに「小指」は鬼門中の鬼門なので、上級者になってからまたお伝えします
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D)しっかりした音(弦が共鳴している状態)でひく
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実はビブラートって左手に意識が行きがちですが、そうじゃなくて
右側の弓の圧力が超重要です
こっちをいいかげんにすると、素敵な音が鳴らないです
重要な事は
「倍音をきかせること」
具体的に言えば同じ音をひいたときに、隣の弦が震える状態です
これは目で見ればわかりますが、耳でキャッチできるようにすることが重要です
このしっかりとした音に、ビブラートをかけるということですね。
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E)3連符で練習する
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なぜ2連符、あるいは4連符じゃないかというと、
「頭拍」にアクセントがつきやすいからです
しかし3連符で練習すると、頭拍が交互にきます
つまりなめらかなサインカーブのような波を描くような
音をだせるからですね
ビブラートの種類にもよりますが、できるかぎりビブラートは滑らかになるようによく音を聞いて練習する必要があります
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F)ビブラートかけるのとかけない練習を交互にやる
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Eまでがある程度できてきたら、この練習をやってください
というのもビブラートで最も重要な事は
「音程」
です
音程がしっかりしていない、音がしっかりなっていない状態でビブラートをかけても、正直音がしょぼくなります
ですので
・ビブラートをかける
・ビブラートをかけない
こういう練習をダウンボウ、アップボウで交互に練習してください
音をギリギリまで保つとか、一定の速度とかいろいろきをつけることがありますね
イメージ的には音階練習で気を付ける事と、全く一緒です
いかがでしたでしょか?
むちゃくちゃ気を付けることだらけですよね
だいたい半年くらいこれらの練習をすると
「ビブラートかかってるな」
っていう感触があると思います
ちなみに超一流の方でも基礎練習で、こういうような練習はずっとしますので、あせらずやってみてください
また文章だと伝わりずらいので上記の内容をYouTubeでお伝えしましたので、こちらもご覧ください
本日も最後までご覧いただきありがとうございました♪
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