今回は八重の「会津の者は大人しく恭順しねえのです」という無類に格好いい台詞と、美しい花嫁姿がすべてだった。それ以外は、あれだけ猛り狂った地元の反対勢力の人々が大垣屋の説得だけですぐ納得するのわざとらしいし、女紅場を去る八重を"Beautiful dreamer"の歌で送る生徒たちもシラけるし、さほど面白い内容とは思えなかった。槇村と八重は相変わらずの丁々発止で、物語のオヤクソクになってしまった感がある。襄はある意味KYなのだが、その一途さが八重や周りの人を納得させてしまうという得な人柄だ。でも、路上で人目もはばからず八重をハグするくらいなら、花嫁姿を見て「綺麗です」の一言でもかけてやれよ! と思った。実際の八重は綾瀬はるかではないのだから、「綺麗」とは言いにくい? 襄がアメリカに書く手紙の「八重は見た目は美人ではない」という意味の部分が割愛されていたので笑ってしまった。
八重30歳、襄32歳。

(2013.9.8放送)
日テレだけ、『舟を編む』が日本代表に決定したことを報道してくれた。監督やキャストのインタビューでもあれば、また取り上げられるのかも知れない。

ZIP !(日本テレビ) 6:11
<映画「舟を編む」アカデミー賞日本代表に>
<米アカデミー賞・外国語映画賞部門 日本代表作品>
<日本国内15作品の中から選出>
<アカデミー賞外国語映画賞部門 世界の映画約70本中5作品がノミネート その中から受賞作品を決定>

映画の映像をバックに、上記の内容が説明され、ノミネート作品は来年1月に発表ということも伝えられた。また、Blu-rayやDVDが11月に発売されることも併せて報じられた。

PON !(日本テレビ) 10:27
<松田龍平「舟を編む」米アカデミー賞出品>
<松田龍平「舟を編む」米アカデミー賞日本代表>
<アカデミー賞「外国語映画賞部門」の日本代表作品に決定>

こちらも、内容はZIP !とほとんど同じ。
石井監督と松田龍平が、『舟を編む』の米アカデミー賞外国語部門日本代表に選ばれたことを受けて、コメントを出したので、それについての記事。

・『舟を編む』米アカデミー賞日本代表作品に 松田龍平と石井監督が喜びコメント
(Oricon Style)

・映画『舟を編む』第86回米国アカデミー賞 外国語映画賞部門 日本代表作品に決定! (CINEMA TOPICS ONLINE)

『舟を編む』公式facebook
 おなじみの2つのメディアが『舟を編む』のことを伝えている。

・30-year-old Yuya Ishii will become the youngest director ever to represent Japan in the Academy Awards race. (Hollywood Reporter)
 こちらは、石井監督がこれまでの日本代表作品監督でもっとも若いことに注目している。

・Japan Picks ‘Passage’ as Oscar Pic (Variety)
 こちらは、原作がトップセールス小説であること、日本で封切られた『舟を編む』がヒット作であることなどを紹介している。
現在発売中の、講談社の文庫情報誌「IN★POCKET」に、『人類資金』の福井晴敏と阪本順治監督の対談が載っている。これは2巻まで発売されている小説『人類資金』のカバー裏に連載されている対談の全文収録ということらしい。キャスティングの話、ロケの話など、とても面白い内容だが、とりわけ阪本監督の「お客さんの資質、忍耐力も問われちゃう映画」という表現が興味深く、ますます早く観たくなった。

IN★POCKET 2013年 8月号/講談社
¥200
Amazon.co.jp


嬉しいニュースが飛び込んできた。『舟を編む』が第86回米アカデミー賞「外国語映画賞」の日本代表作品に選出された。製作・スタッフ・キャストのみなさん、おめでとうございます!

本選に進むかどうかはわからないが、ともかく日本で評価されたということだ。日本の辞書の話や年月をかけた辞書作りのことがどう伝わるのか、英語の字幕がどうなるのか、「ぬめり感」はどう訳されるのか、訳さないのか、興味はつきない。

・松田龍平・主演映画『舟を編む』、アカデミー賞「外国語映画賞」日本代表に! (CinemaCafe)

・日本代表に「舟を編む」 米アカデミー賞・外国語部門 (ZAKZAK)

・松田龍平主演「舟を編む」、米アカデミー賞外国語映画賞の日本代表に! (映画.com)

・『舟を編む』がアカデミー賞日本代表に決定!史上最年少監督作品で5年ぶり受賞&ノミネートを目指す (シネマトゥデイ)

・「舟を編む」第86回米国アカデミー賞最優秀外国語映画部門の日本代表作品に決定! (『舟を編む』公式ブログ)

・「舟を編む」が日本代表 米アカデミー賞 (日刊スポーツ)

・石井監督「舟を編む」が日本代表 米アカデミー賞外国語映画 (47NEWS)

・米アカデミー賞外国語映画 「舟を編む」が日本代表に (スポニチ)

・『舟を編む』第86回アカデミー賞最優秀外国語映画賞 日本代表に決定! (クランクイン!)

・「舟を編む」が日本代表作品に 米アカデミー賞外国語映画 (MSN産経ニュース)

・松田龍平主演『舟を編む』がアカデミー賞外国語部門日本代表作品に、監督は満島ひかり夫 (MOVIE Collection)
自分ではうっかり見逃していた記事を教えていただいた。本日9月4日付けの東京新聞朝刊に<オダギリジョー「新島襄とは真逆」>という見出しで、オダギリの記事が載っていた。撮影の感想として、1年間ずっと撮影していた綾瀬の大変さを感じるとオダギリは語り、ドラマについては、時代の変遷のさまを新感覚で見てもらえると思うと述べている。また、去る8月の京都取材会での襄と真逆発言も紹介された。襄に扮した写真つき。
「八重の桜」後半の中心人物ではあるのだから、もっと新聞などで取り上げられることを期待。
釜山国際映画祭公式ページが更新され、作品のページが出来た。『Present for You』のページ を見ると、キャスト欄に確かにJoe Odagiriと書かれている(^^*)

配給のpictures dept.さんによると「オダギリジョー主演のクレイメーションx実写の3Dファンタジー。人形のジョー・オダギリと人間のジョー・オダギリの究極のW主演、ワールドプレミアです! 」だそうだ!

ここ では、スチールカットが見られる。
夏八木勲さんの訃報の際に、「オダギリジョー主演の新作映画」に夏八木さんが出演されていて、これはもう撮影済みという意味の一文を目にし、これは何だろうと、ファン仲間であれこれ推測していたのだが、どうやら事実だったようだ。
日本での正式発表がまだないので、書くのを控えていたが、わかっていることだけ書いておこう。

元々のソースは、IMDbのこのページ 。オダギリのfimographyを眺めているときに見つけたものだ。オダギリは「かじわら しげる」という役名で、夏八木勲、柄本明も出演となっている。ジャンルはファンタジー。

そして作品は、PLUS heads inc.のこちらのfacebookページ にポスターなどが載っている。人形と人間のコラボ? 10月3日から12日まで開催される釜山国際映画祭のA Window on Asia Cinema sectionという部門に正式招待されているとのこと。この部門の説明は、"A spotlight on new or the most-talked-about films of the year by talented Asian filmmakers "となっている。
近々、正式発表になれば全容がわかるだろう。

PLUS heads inc.のGOLDEN EGGSといえば、私の仕事の業界ではかなり以前から「レベッカの宿題」などフランス語関係のものが話題になっていたので、長編映画がどのようなものになるのか、非常に興味深い。