さて、長距離ツーリングを楽しめるのも大学が休みのうち。しかも行楽による渋滞が起きない交通量の少ない平日を選ぶことで、予定通りスムーズなツーリングを行うことができる。
昨日は、今まで車でも出かけたことのない未知の領域へバイクで出かけてみた。ただ電車では一度は行ったことはある場所ではあった。それは千葉の
房総半島
だ。
千葉県の南部に位置する房総半島、マリンスポーツが盛んな夏の休日は九十九里などをはじめ多くの行楽客が訪れるほどの人気だが、まだ春ちょっと前の平日は観光客はまばらであるものの、凍結の心配がないのでライダーにとっては適した場所でもあった。
今回出だしは東名高速道路が積雪による影響で速度規制がかかっていた関係上、海沿いの下道を使うことに・・・。とはいっても熱海に行くまでに丹那山を越える必要はあるが・・・。
朝7:30頃自宅を出発。ちょうど朝の通勤ラッシュと重なったせいで三島市内では渋滞に引っかかってしまった。ただこないだ伊豆に行った時ほど酷くはなく、熱函街道に入ればひとまず落ちついた。
熱海へ向かうまでに越えなければならない山が丹那山。越える際はやや肌寒く、道の脇に残雪がちらほらあった。二輪ということもあり、スリップによる転倒も心配だったのでとりあえずゆっくりと進み、熱海市内へ降りた。
熱海からは下道ではあるが、有料道路を活用。そう、東名を使わなくても熱海からの海沿いの有料道路を活用することで時間短縮が出来る。
熱海からは熱海ビーチライン、真鶴道路、西湘バイパス、新湘南バイパスを通り、戸塚から横浜新道に入る。西湘バイパスと新湘南バイパスは無料化社会実験中の為通行料は無料。ただ西湘バイパスの平塚市内側の出口と横浜市内の国道1号でのラッシュによる渋滞はあったが、二輪の特性であるすり抜け行為を活用し、時間を短縮。
戸塚からはアクアラインに行くまでずっと高速道路が続く。まずは横浜新道にin。ただ三島の自宅から休憩なしで戸塚まで来た為、料金所手前の戸塚PAで一旦休憩。
小休止後、再び横浜新道を東進。やはり都会の高速道路は交通量が多いので運転は緊張する。初めて通る道やJCTなら尚更だ。
大黒ふ頭まで進み、大黒JCTからは首都高湾岸線へ・・・。湾岸線といえば、週末の深夜になると走り屋が出没することで有名な高速道路。しかしながら最高速度は80km/hに規制されている。
大黒JCTから湾岸線に入ってすぐに渡るのは横浜ベイブリッジ。海抜からかなり高さのある橋で横風が強く、転倒を幾度か恐れたが制限速度を少々下回るスピードで低速通過。ベイブリッジを越えればアクアラインと交差する浮島JCTまで平坦な地形の道が続くが、トラックがやたら多い。
浮島JCTからは今回人生で初めて走行する東京湾アクアラインに入る。東京湾アクアライン、川崎市と千葉県の木更津市を結ぶ最短ルートの一つ。川崎から木更津までを100km/hくらいで走行し続ければ最短10分ちょっとで移動できる。
アクアラインは途中に有名な海ほたるPAがあり、浮島JCTから海ほたるまでは海底トンネル(アクアトンネルという)、海ほたるから木更津金田ICまでは橋になっている。
私もバイクでアクアラインに入り、アクアトンネルを高速で突き進み途中の海ほたるに寄った。
海ほたるPAから見た川崎方面の様子。奥に見える白の突起は太陽の塔といわれている。
平日ではあったが、滞在客はそれなりに多かった印象がある。「パーキングエリア」とはほど遠いような存在であるかのようなレジャー施設がそこにはあった。
ただそう時間はなかったので施設を簡単に散策し、25分程海ほたる内をウロチョロした後に後にし、木更津方面へ突進した。
海ほたるから最終的に館山自動車道の君津ICまで高速道路を走る。君津ICからは山間部を通り鴨川市内へ出る。ここまでに2つの有料道路を通過。
房総スカイラインと鴨川道路だ。
感想として山間部でありながら丹那山のように雪があるなどいう印象は薄く、バイクでも走りやすい環境であった。
鴨川市内はそのままスルーし、私が目指したのは鴨川から25km程離れた勝浦。海ほたるから勝浦までは休憩なしで進んだ。
勝浦市内へ入り、魚市場の周辺をバイクでウロチョロし、食堂を探す。
とはいってもある意味急ぐ旅のような感じだったので、勝浦の海の幸が味わえる食堂を適当に選んだ。ただそこで食べた特上の刺し身定食が何と2,100円もする。最低が1,500円くらいだからやや高級な店だったのだと思うが、ご飯大盛が52円というのもなかなかキリの悪い数字。
13:30頃勝浦を後にし、給油も行ってから国道128号線、外房黒潮ラインを九十九里の方向へ進んだ。一般道を勝浦から進むこと50分程度で今度は有料道路に乗る。
九十九里有料道路はその名の通り、太平洋の海沿いを縦断するハイスピード道路。ただハイスピード道路であろうと速度制限は60km/hなので調子に乗りすぎては事故を起こしたり警察に捕まったりしかねない。後半の東金九十九里道路と同様、高速道路でないことを意識して進む。
ただ九十九里有料道路はバイクにとってはバッドコンディションであった。一番のネックはやはり強い横風だ。60km/h制限でありながら前の軽を追越すなど実質上は80km/hをベースに直線では100km/hくらいで飛ばしていた私。ただスピードを出しすぎた時は当然風の影響をかなり受けた。横風で転倒しそうになった思いもしたほどだ。
なので追越しの場合を除き80km/h程度に速度を保ち、途中で後から猛スピードでやってきたミニバンに先を譲った。てか普通は四輪が二輪を先に通すだろう。土肥~沼津間のように・・・。
そして真亀JCTに。ここで東金九十九里道路と直結する。ただ勝浦を出て休憩をしてこなかったのでとりあえずこの道路の中にある休憩所で一旦休もうと決心した。
真亀から走ること約8km、無人料金所の手前に有る福俵PAに寄った。
ただ一般有料道路のPAは高速道路とは違い、片面にしかないが、反対側の車線からも右折して利用できる。ただ右折in、右折outの組み合わせは正直好きではない。
福俵PAで休憩中。建物はトイレのみで、外に2台程度自販機がある以外は単なる公園のような印象だ。しかも寒いのでツイッターへの書き込みも辛かった。
あまり長く休憩する価値がなかったので、ツイッターへの書き込みが終わってすぐに出発。台方ICで有料道路を降りた後、一旦国道に出て千葉東金道路の東金ICを目指す。
ここからまともな高速道路と対面。東金ICからは東金ー(千葉東金道路)→千葉東JCTー(京葉道路)→宮ノ木JCTー(湾岸線)→・・・へと進む。湾岸線に入ると、いつもなら電車で見るような光景がバイクで走行中にチラホラ見えた。まず湾岸線に入ってからは早速、海浜幕張駅周辺に立ち並ぶ高層ビル群の横を通過。さっきまでの田舎の雰囲気から一気に都会の雰囲気に一変。
ただ音楽の再生が終り、暫くは風の音だけで高速を移動していたが、とりあえず次のPAに寄って音楽をかけなおすことに。最初に見えてきた市川PAに寄り小休止。
メモリーを様々なアーティストの曲が入ったものから、AKB系列限定のものに交換し、コーヒーを飲んだりした後に出発。
市川PAを出た後の湾岸線の景色は本当にここをバイクで走っていいんだろうかと思うほどのものだった。目に映るのは東京ディズニーリゾート、レインボーブリッジ、フジテレビやパレットタウンの観覧車をはじめとしたお台場ぼ風景、そして羽田空港。更に、新幹線の大井車両基地横も通過。途中回送線を走るN700系の姿も伺えたほどだ。
何となく都会の高速の風景に浸っているうちに、大黒PAで小休止。
大黒ふ頭に位置する、出入りの構造は複雑だが敷地は広い大黒PA。この時間バイクで来ていたのは私ただ1人。
ただそこで休憩中、消防のサイレンが異常な程響き渡った。
PAから高速道路へ出る途中、警察やレスキューの車などが本線を塞いだ関係でパーキングやインターから本線に入る車が一時立ち往生する事態に発展した。最終的にそこで何が起こったのかは分からなかったが15分近く立ち往生した後に通行再開。湾岸線に入る筈が何故か大黒線へ入ってしまった私。
ま、間違って大黒線に入っても横羽線に入れば横浜新道へ帰れる。しかし途中の生麦JCTでは上りしか合流できないのでとりあえず上りに合流後、1つ先の浅田ICで引き返した。
横羽線、モロに横浜駅横をスルー。横浜新道を通った際にガソリンが尽きたので戸塚区内で本日2回目の給油を行った。
ただこの給油がある意味悲劇の始まりでもあった。
戸塚区内の1号線沿いのエネオスで給油後、1号線の藤沢バイパス、更に高速道路である新湘南バイパスを抜け、一旦平塚市内へ抜ける。
しかし、新湘南バイパスを抜けてすぐに、私のバイクが相当身軽であることに気づいた。
忘れ物をした!!
すぐに安全な場所にバイクを置き、レシートを参考にガソリンスタンドへ電話をかけた。忘れたのはタンクバッグで、バイクのタンクの上に磁石で固定するタイプの入れ物だ。そこには飲み物やカメラ、更に薬類を詰めていたのだ。
ただすぐに必要なものではなかったので、宅急便で送ってもらえないか頼んだが、スタンド側からはできれば取りに来てほしいということだったので仕方なく平塚から戸塚へ引き返すことにした。
新湘南バイパスを交通量少ないことをよい事に120km/h程度の猛スピードで飛ばし、藤沢・横浜市内の帰宅ラッシュの渋滞を超強引にすり抜けまくり、バッグを取り返した後で電話をかけた地点まで最速45分程度で往復した。
忘れ物を取りに行ったせいで外は真っ暗。西湘バイパスに入った時は外は真っ暗で風はそう強くはなかったものの途中で霙が降ってきた。ただ帰宅が遅くなる訳にもいかないので猛スピードで走る。
小田原からは行きとは違う三島までの最短ルートである箱根新道に入る。こちらも無料化社会実験中。しかし箱根の山を抜けるということだけあって道路脇には雪がちらほら、スリップによる転倒を防ぐべく低速で走行したが後のトラックが正直うっとおしかった。
最終的に19:30頃帰宅。その時体は芯まで冷えきっていたので、入浴するなりして暖めた。
ただ疲れはいつもの2~3倍はたまっていた。花粉のせいもあるが・・・。
今回は最後に忘れ物をして長距離をまた引き返すという飛んだ災難にもあったが、花粉による影響を受けつつも楽しいツーリングであった。
またこういう未知の世界へのツーリングもしてみたいものである。