今日は亡き妹の誕生日。
「ああ、もう寝なきゃな」と思いながら、PCを閉じようとしたときに、カレンダーからの通知音。
◎けいこ誕生日
と、メッセージがパソコンの片隅にポップアップされた。
忘れていたわけじゃないけど、この通知で、妹との思い出が次々思いだされて、寝られなくなった。
じゃ、ブログ書こうかなと。
生きていたら、プレゼント何が欲しいだろう。
何を贈ったら、喜ぶのかな。
妹は看護師だから、仕事中身に着けるポーチの可愛いのが良いかもしれない。
もしくは、よく切れる使い勝手のいい携帯できる医療用はさみは?。
それとも、プライベートで身に着けるピアスとか、アクセサリーが良いか。
バッグとか財布とか欲しいって言われるかな?
きっとディズニーランド招待も喜ぶよね。
「おねえちゃん、あれ買って欲しいんだけど」って甘えてくれていいのに。
たんじょうび、おめでとう。
妹はいつも一所懸命で、父の闘病中に支えになっていた看護師に憧れ、准看護学校へ入学し、通学中に脳腫瘍になっても、看護師をあきらめず、再発を抑える治療をしながら、術後1年の休学で復学し卒業し、准看護師になり、立派に働き、さらに、正看護師を目指すという目標を持ち、昼間准看護師として働きながら夜間学校に良き、見事正看護師になった。
自慢の妹であり、尊敬する女性だ。
6歳も離れていたから、妹が小学生の間に私は高校生になり、妹が小学4年だか、5年生の時の授業参観に、仕事で忙しい親代わりに私が行ったことがあったな。
父が他界していたから、妹に対して私の気持ちは父親代わりのつもりでいつもいたけど、親になった今、妹に対して全然親がわりらしいことどころか、姉らしいこともしていなかった気がする。
ただ、見守っている風だけ、大人ぶっていただけで、授業参観に来てあげている私が同年代より大人でしょってところを見せたかったんだよな。
その時だけじゃなく、妹には大人ぶって、いいとこだけ、いやかなり盛ってなんだりかんだり自慢話していたっけ。
私は芝居を始める前まで、自己肯定感が低くて低くて、だから、妹に尊敬のまなざしで見てもらうことで存在意義を保っていたんだ。
芝居を始めてからは、自分のことがぐるっと認められるようになったし、他者と比べて卑下するようなことはなくなったし、妹やだれかに盛って話す必要もなくなった。
いや、少しは盛ることあるか。ハハハ・・・。
けいこが大人になってから、姉の私をどう見ていたのかわからないけど。
そうだな、天国から見てくれているはず。
尊敬なんてされなくていいけど、軽蔑されないようにしなきゃな。
ああ、応援してもらえる私でいよう。
私にできることをやるよ。
明日も楽しく生きるぞー。