「まんがでわかるサピエンス全史の読み方」読んでみたら会社員と農耕民が同じだった件
先日、ある人がおすすめされていた『サピエンス全史』を読もうかと思ったんですが、タイトルからして難しそうなので、まずは図書館で借りた『まんがでわかるサピエンス全史の読み方』にチャレンジしました。
結論から言うと、なかなか面白かったです。
そして読んでいて、なぜか会社員の自分と重ねてしまいました。
■ 農業革命は「人類史最大の詐欺」だった?
人類は農業革命によって「安定的に食糧を確保できるようになった」とよく言われますが、この本ではむしろ真逆の視点が語られています。
- 水やりや種まきで労働時間は増加
- 土を掘り起こすなど重労働が日常化
- 定住化したことで家畜由来の病気が蔓延
- 不作に備えるために将来への不安がスタート
- さらに王や貴族、役人に搾取される構造が誕生
結果として、平均的な農耕民は狩猟採集民よりも辛い生活を強いられた、というんです。
■ 農耕民=会社員説
ここでふと気づいてしまいました。
これ、現代の会社員も同じじゃないかと。
- デスクワークや残業で労働時間はむしろ長い
- 家や車を買うためにローンという不安を背負う
- 上司や役員に成果を搾取される構造
- 「安定のために会社に縛られる」
気づけば、農業革命のときと同じ構図です。
「農耕民=会社員」説、あながち間違ってない気がします。
■ 感想
『まんがでわかるサピエンス全史の読み方』は、専門的な知識がなくてもサクッと読めるのに、人類史の視点をガラッと変えてくれる一冊でした。
そして読めば読むほど、「安定」を求めて会社員になったはずなのに、実は昔の農耕民と同じように搾取される側だった、という事実にちょっと笑えない気持ちになりました。
次は原著の『サピエンス全史』にも挑戦しようか…
いや、もう少しマンガで軽く学んでからにしようかな