【団地のリアル】広島の坂と「崖の上のポニョ」ならぬ戸建住宅


広島は団地が多い街だ。

団地と聞くと、関東の人は多摩ニュータウンのような巨大な集合住宅を思い浮かべるだろう。でも広島でいう団地はちょっと違う。山を切り崩して造成し、その上に戸建住宅をズラッと並べた住宅地のことを指す。


見てほしい、この坂道。


ただでさえ「自転車は電動アシストじゃないと無理じゃね?」と心配になるほどの急勾配なのに、その先にはさらに崖の上に家が並んでいる。まるで「崖の上のポニョ」ならぬ「崖の上の戸建住宅」だ。


当然ながら、そこに住んでいた人たちも高齢化してきている。買い物も病院も坂を上り下りしなければならず、「困った困った」となるのは目に見えている。


「いや、それは時代の流れだから仕方ないよね」と思う一方で、「今からこんな場所に家を建てようとしている人、大丈夫?」と余計なお世話ながら心配になる。

正直なところ、「それは自業自得だから、誰も助けてくれないよ」と思ってしまうのだキョロキョロ