高学歴親という病


こん〇〇は。支出最適化大好き夫です。 お得情報や投資に興味ない妻と子供2人の4人家族です。

「高学歴親という病」という本を読みました。
著者は、あのノーベル賞の山中教授の神戸大医学部時代の同級生とのこと。
備忘録を兼ねて一部抜粋します。

 ワタシワタシ詐欺が少ない理由


ところで、振り込め詐欺は別名「オレオレ詐欺」と言われるように、被害者の多くが男子の親御さんです。「ワタシワタシ詐欺」はあまり聞きません。

母親は娘に対しても溺愛し、干渉し、矛盾に満ちた子育てをするのですが、大人になると共依存関係が薄れます。そこまで過保護ではありません。

これに対し、息子とのほうが娘以上に共依存関係に陥りやすいと感じます。息子に対し、どこまでも過保護・過干渉であり続けます。この男の子に対する母親の溺愛が、他の国に比べて圧倒的に振り込め詐欺被害に遭いやすい背景にあるのかもしれません。

息子を持つ母親のほうが被害に遭うもうひとつの理由は、母子の関係性の性差です。今週末はここへ遊びに行くとか、今こんなことで悩んでいるなど、母と娘はよく情報交換をします。これに対し、男の子はそういうことをしないので滅多に電話の声を聞きません。母親にとって、余計に神秘的というか、突然電話をもらうと嬉しくなってしまう存在なのかもしれません。したがって、聞きづらいくぐもった声で「助けて」と言われると、居ても立ってもいられず多額のお金を振り込んでしまうのでしょう。

アクシスや病院の外来でお会いする高学歴家庭の親子を見ていると、子どもの年齢によって「性差」が鮮明です。

女子は中学生くらいだと母親に反抗的だったり、時に暴力をふるうなど攻擊性を見せる傾向があります。それが成人近くになると、攻撃性が薄れることが多いです。引きこもって不安や抑うつといった症状がメインとなり、20代女性で親に暴力をふるうことはまれになります。

一方の男子は、中学生くらいだとお母さんに対し、攻撃性というより依存・従属になります。すごくベタベタする傾向があります。夜は怖いからと、同じ布団で手をつないで寝る子も珍しくありません。

それが、20代以降でひきこもりという状況になると、母親に対し非常に暴力的になることがありがちです。そして、母親を「あんなにいい子だったのに」と泣かせるのです。

確かに爆笑
わが家も母親(妻)が特に息子の心配をして先回りしているように感じます。
息子が小学生の時、妻が鉛筆を削ったり学校の準備などをしていたので、注意したことがあります。
今も参考書などを妻が買ってくるので、自分で選ばせた方が良いと言うことがありますが、なかなか理解してもらえず難しいです。

思い返せば自分は母にそれほど甘えたりしませんでしたが、母は私の妹より私に甘かったような気がします。
そんな中、「親に任せっぱなしはマズイガーン」とある日危機感を持ってから、自分で考えるようになりました。

子供を信頼することの重要性と難しさを改めて感じましたニコニコ