こん〇〇は。支出最適化大好き夫です。 お得情報や投資に興味ない妻と子供2人の4人家族です。 

今日は図書館で借りた本を読みました。
元テレビ東京社員の佐久間宣行さんの「ずるい仕事術」です。
ここ最近読んだ本の中でもぶっちぎりで良い本でした!

もちろんバリバリ仕事ができる方だと思いますが、「とにかく根性だ!」「死ぬ気でやれ!」というような、体育会系の熱血タイプ、ワンマン社長タイプではありません。

佐久間さんは、一度メンタルの調子が悪くなりかけた?経験もある方なので、表紙に「僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた」と書いているように、会社員としての仕事のスタンス、他の人との距離の取り方がわかりやすく書かれていて、とても参考になりました。

備忘録も兼ねて一部引用させていただきます。

僕たちの業界でも、「たかが仕事」とクールなスタンスをとっていたり、「ほかの仕事よりラクそうに見えただけ」なんて軽い動機でやって来た人のほうが、夢が大きな人よりしぶとくて、結果的に活躍する。できること、できないことを振り分けて、淡々と職務をまっとうしようとするからだろう。
「働きに」ではなく「夢を叶えに」会社に行くと、ギャップに苦しむことがある。
テレビ界なんてとくに夢が大きい人が多いから、「佐久間さんとバラエティをつくりたかったのでうれしいです!」涙目で握手してくるタイプの人はじつは危ない。 
夢はさまざまなかたちで、あなたを裏切ることもある。
現実を冷静に見つめ淡々と働く。 それも夢を叶える一歩になる。

自分はどちらかというと、夢が大きいタイプなので、危ないですねキョロキョロ
実は「お金のため」、「生活のため」と言いながらも淡々とこなすタイプの方が、夢見がちで行動が伴わない自分より強いなと思ったことがあります。


たとえば僕は、新しい現場に入るたびにキレる人はキャパシティが狭い。仕事ができないこととイコールだ」と口に出しまくっていた。怒りでまわりをコントロールしようとする人を、先手を打って言葉で封じる作戦だ。

封じ込め作戦にはもう一つある。 
「嫌なヤツ」の話をねつ造する方法だ。 
「前の現場にはこんなことでキレた人がいて、ほんとダサかったし困った」
「あの局には理不尽をまき散らすディレクターがいて、だれにも慕われてないらしい」 
架空の悪役やエピソードをでっちあげて、「われわれのチームにはそういう人はいないですよね」と事前の圧をかける。そうすると、同じ轍は踏まないようにしてくれるので、おどろくほど平和な現場になっていく。
この方法はトラブルを避けるときにも応用できる。
チーム内で起きそうなトラブルについて「こんなトラブルが以前の仕事であった。 このチームでは気をつけよう」と伝えると、みんな「言われたとおりのトラブルを起こしたくない」と意識してくれる。だれしも、「言わんこっちゃない・・・・・」とは言われたくないからだ。

チームメンバーといい仕事をするためには、明るい雰囲気や風通しのよさが欠かせない。でも、たったひとりの問題児が、全体の空気を悪くすることもある。
そんな人を封じ込めるためなら、多少のウソはかまわない。 本物の陰口ではないから、だれかを傷つけることがないのもいい。
ちょっとしたねつ造で、平和なチームができるのだから、架空の悪者、架空の悪い話に、僕はいつも感謝している。

なるほど!
自分は年上部下から逆パワハラっぽいことを言われて、困った経験がありました。
これはぜひマネさせていただきますチュー


「メンタル」第一、 「仕事」は第二
メンタルマネジメントはなにより重要。
このことだけは絶対に忘れてほしくない。 
を壊してまでやるべき仕事なんてどこにもない。

どんなに大きな仕事でも、どれだけ意義ある仕事でも、心を差し出すまでの価値はない。だって仕事なんて、「たかが仕事」なのだから。
死守すべきは仕事よりもメンタル。 
「真剣」にはなっても、「深刻」になってはいけない。
メンタルを蝕むストレスは、「借金」のようなものだ。
許容できる範囲の我慢は、たまっていても週末や休日に返していける。でも、許容範囲を超えると、その借金は返せないばかりか、利子のように膨らんでいく。

頭ではわかっているつもりですが、佐久間さんのような方にこう言ってもらえると、とても勇気づけられました。
自分は基本的に真面目タイプ、優等生タイプなので、若い頃は疑問も持たず、休みたくても休まず働いて、しかもパワハラ気味の上司だったので、メンタルがやられそうな時がありました。
その時は尊敬できる先輩や同僚に話を聞いてもらって気持ちが落ち着いて、なんとか乗り切れましたが、あと少しで壊れていたかもしれませんショボーン



僕は嫌なことからは「逃げるが勝ち」だと思っている。
僕の人生も、ストレスから逃げ続けた20年だった。
愚痴を聞きたくないから、職場の飲み会には行かないと決めた。 
「これ以上がんばったらマズイ」と感じたら、ちゃんとサボってフェスにも行った。
こうして自分の心を守ったからこそ、ほんとうに集中すべき仕事に没頭できた。 

仕事は、1日の長い時間を占め、それが1週間では5日も続く。 
だからものすごく大事なものに思えてくるし、結果が出ないと自分がダメ人間に思えてくる。会社の人間関係がすべてに感じることもあるし、トラブルが起こるとこの世界の終わりのように絶望することだってある。
でも好きなことを仕事にしている僕だって、常に「たかが仕事」と思っている。
いつも楽しそうと言われるのは、仕事を絶対視せず、「仕事と自分」や「仕事関係者と自分」に程よい距離感を持ち続けているからかもしれない。

これも真面目タイプの自分にとって、勇気づけられる内容でした。
住宅ローンがあったり小さい子供がいると、そう思えないかもしれませんが、そういった条件とは関係なく、自分を大切にしなくては!と改めて思いましたウインク