こん〇〇は。支出最適化大好き夫です。 お得情報や投資に興味ない妻と子供2人の4人家族です。

今日は妻が休日出勤だったため、子供と家でゆっくりしていました。

自分は図書館で借りた本を読みました。


備忘録を兼ねて印象に残った部分を引用させていただきます。


「ありがとう」はチップ


私が投資家として第一にアドバイスできることは、「良い消費者になる」ということです。さきほども説明したように、私たちは消費者という立場であまりにもモンスターになりすぎていて、王様のように威張りすぎている。まずそこを改善していかなければいけません。


私は居酒屋やレストランに行くと、必ず「ありがとう」と言うようにしています。おいしい食事とすばらしいサービスを提供してもらったのですから、感謝の気持ちを告げるのは当然でしょう。

(中略)

日本にはチップの文化はありませんが、「ありがとう」こそがチップの役目を果たすのだと思っています。

(中略)


とはいえ、かく言う私も、昔から良い消費者であったわけではありません。


もう十数年前になりますが、同僚の女性に、ものすごく怒られたことがありました。

私と彼女が二人でタクシーに乗ったとき、あまりにもサービスが悪かったため、私はタクシーの運転手に怒鳴ってしまったのです。


会社に戻ってから、彼女に「あんなふうな言い方をするのは最低だ! たしかに運転手にはいたらないところがあったけれど、あなたは明らかに自分は上で運転手は下だと思っていた。そんな人間に、資産運用の仕事なんかできるわけがないわ!」と言われたのです。

(中略)

それから長い時間をかけて、私も努力しました。


まずは、どんな人に対しても紳士的に振る舞うようにしたんですね。


タクシーから降りるときに「ありがとう」と言う。コンビニで買い物をするときに「ありがとう」と言う。吉野家でご飯を食べたあと、カタコト日本語の中国人店員にも「ありがとう」と言う。「謝謝」でもいいんです。


そうすると、誰もがニッコリします。


とてもよいサービスだと思ったら、彼らの先輩や上司にも聞こえるように、「食事の説明がとてもわかりやすかった」「あいさつが元気でこちらも元気が出たよ」など、具体的に褒めるようにもしました。


とはいえ、良い商品や良いサービスに対して「ありがとう」と言うことは、ある意味、カンタンなことでしょう。一方で、たとえば生ビールを机にドンッと叩き付けるような店員に対して、「ありがとう」と言うことは容易ではありません。


なんなんだ!? と感じるのが、普通の感覚です。


ですがそんなときも、怒ったりしないように頑張り続けました。良い投資家、プロフェッショナルな投資家になるためには、ここで怒鳴ったら負けだと自分に言い聞かせたんですね。 このように、かなり意識的に行動するようにしても、それが「習慣」となるまでには、10年くらいかかりました。おかげでいまは、自分が経済主体のひとりであり、自分の消費活動が自分の生産活動や投資活動に循環して返ってきているという感覚が、かなり持てるようになっています。


ひとりひとりが日本経済


先日、タクシーに乗ったときに、運転手さんに「降りるときにお礼を言う人はどれくらいいますか?」と聞いてみたところ、「20~30人にひとり」という答えでした。 しかも、「紳士やエリートっぽい人、お金を持っていそうな人、長距離を乗る人ほど、 感謝の気持ちを言ってくれる」のだそうです。


統計を取ったわけではないので、詳しいことや因果関係まではわかりませんが、やはり感謝を伝える人というのは、お金や労働の価値をわかっている人、経済とはどういうものかを実感している人なのではないでしょうか。私はそう考えています。 お金持ちだからお礼を言うわけではなく、お礼を言う人だからこそお金持ちになったのではないか、と。


人間はそんなに器用な存在ではないので、ある人に対して上下関係を持ち出す人は、じつは腹の底では、すべての人間関係を上下関係で考えていたりします。


店員に対して威圧的な態度を取る人は、同僚や恋人や友人に対しても威圧的な態度を取ります。実際にそういった態度を取ることはなくても、それは対等に思っているフリをしているだけなので、極限的状況(たとえばケンカなど)になれば、本音が出てくるでしょう。


だから、昔の私のように、サービスの悪いタクシーに怒鳴るような人間は、他の場面でも同じなんですね。部下にも怒鳴るでしょうし、仕入れ業者の人や掃除のおばちゃんにも横柄な態度で接したりするのは、間違いありません。 「下」の人間に対しては、怒鳴る権利があるとでも思い込んでいるのでしょう。


そういうことはむしろ女性のほうがよくわかっていて、デートで相手の男性に対して幻滅するのは、レストランの店員などに対して横柄な態度をとる人だそうです。 よく聞く話だと思いますが、なぜ彼女らがそれを嫌うのかといえば、それは自分が恋人や奥さんになったときにされる態度だということに、しっかり気づいているからなんですね。 


100%同意&反省しました。チュー

自分の悪い癖で、丁寧で親切な人には親切なんだけど、失礼な人には反射的に失礼な態度で返してしまう。

まさに失礼な店員さんに対しても。

妻からも注意されたことがあり、気を付けています。

自分が子供の頃、たまにカッとなって口が悪くなる父親が嫌いだったのに、気付いたらソックリになっていました。びっくり


金持ちケンカせずですね。