書籍の中で印象的だった内容を自分の記録も兼ねて引用させていただきます。
その①
キャンベルは、何が人を幸せにするのかを知りたかった。1981年に出版された著書『The Sense of Wellbeing in America (アメリカ人の幸福の感覚)』では、冒頭で「心理学が想定しているより、人は概して幸せである」と指摘している。
(中略)
従来の心理学が考察してきた客観的な諸条件のどれよりも、人間に幸福感をもたらす信頼性が高い要因は、「人生を自分でコントロールしている」というはっきりとした感覚があることだ。
つまり、どんなに高い給料よりも、どんなに大きな家よりも、どんなにステータスのある仕事よりも、「好きなときに、好きな人と、好きなことができる」生活を送れることのほうが、人を幸せにするのである。
その②
老年学者のカール・ピレマーは、著書『1000人のお年寄りに教わった30の知恵』(月谷真紀訳、サンマーク出版)のなかで、米国の高齢者1000人にインタビューを行い、彼らが長い人生経験から学んだもっとも重要な教訓は何かを探った。ピレマーは次のように書いている。
誰も——千人のうち誰一人として——欲しいものを買うためにもっと一生懸命働いてお金を稼げば幸せになれたと言った人はいなかった。
誰も——同じく千人のうち誰一人として——周りの人と同じくらい裕福であることが大切で、さらに裕福ならばそれが本当の成功だと言った人はいなかった。
誰も—— 同じく千人のうち誰一人として——将来にいかに高収入になれるかを基準にして仕事を選ぶべきだと言った人はいなかった。
彼らが大切にしていたのは、温かな友情、高貴で大きな目的のための活動への参加、子どもたちとゆったり過ごす充実した時間などだった。
100%同意です。全く異論はありません。
しかし、頭では理解できますが、自分はヨコシマな考えがこびりついていて、まだまだ修行が足りないなと感じました。
お金のことを考えるのは結構楽しい人間ですが、自分が、そして家族が幸せになるための手段であり、目的ではないことを改めて肝に銘じたいと思います。
今日の夕飯は、妻が習い事でお疲れとのことで、急遽自分が豚丼を作りました。
食後のおやつは、妻が買ってきた「御座候(ござそうろう)」。
たくさんありますが、冷凍して何日かに分けて食べるそうです。
自分の入れたコーヒーといただきました。
ちなみに自分は幼い頃から「二重焼き」と呼んでいます。
地域によって呼び方が違うみたいですね。
お腹いっぱいになって、これもささやかですが幸せな時間です。