昨年まで横浜で高校の教師をしていました。
教師を辞めて、縁あって
企業内コーチとして人材育成のお仕事をすることになりました。
もともと教師は小さい頃から夢の一つで、
新卒で入った会社員の時も
「いつか教師に」と思っていました。
実際、配属後の上司との面談で
「将来は教師になります!」
と場違いな決意表明をしました。
懐広い上司だったから許されたものの、
なかなか冷や汗な発言です(笑)
30歳を前に決断し、
10年ぶりくらいに受験勉強をしました。
運よく社会人枠で合格し、
そこから7年間学校という場で働きました。
7年間の数え切れない思い出たちは
またいつか書きたいのですが、
生徒からショックを受ける言葉を耳にしました。
「うざっ」「死ね」「キモ」
この辺は日常会話なので気になりません。
嘘です。
ちょっとだけ傷つきます。
でも慣れます。
でも絡みがあるだけ可愛らしい方です。
それよりも冒頭の言葉です。
「大人になりたくない」
「働きたくない」
楽しい大人をたくさん知っているし、
働くことが楽しいと思っていた私は、
なかなかショックな言葉でした。
色々な家庭環境の子もいたし、
原因は他にも色々だろうけど、
もし目の前の大人がイキイキしまくってたら
この子たちはどう変わるのか、とも考えました。
(自戒も込めて)我々教師がもっと魅力的だったら
この子たちの考えも変わる可能性があるのかな、
と毎日考えました。
教師という仕事自体は楽しかったし、
天職という感覚さえ持ちましたが、
なんか“引っかかり”を感じ続けました。
自分が何をやりたいのか何度も何度も自問自答しました。
そして、学校を出てみようと決断しました。
公務員を辞めることになり、
妻からは結婚詐欺と言われましたが(笑)
まぁなんとかなるだろう、と。
まずは、
「子どもが憧れるくらい大人がイキイキとした世の中」
を作りたいという気持ちをいろんな人に伝えながら
なんとか頑張っていこうと思います!
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という青臭い記事を、1年半前にFacebookで書きました。
夜中にドキドキしながら投稿したら
知り合いから「いいね」をたくさんいただきました。
独立してやっていけるのか、
正直不安な気持ちもありましたが
気持ちがフッと軽くなった瞬間でした。
今なお、というか、今まで至上最高に楽しく
コーチングというコミュニケーションを使った
お仕事をさせてもらっています。
誰かの役に立つことも立たないことも
色々発信していけたらと思います。
よろしくお願いいたします。