ケアマネになるまでの道のり
――越智夏音の場合――私はいま、東京でケアマネ(介護支援専門員)として働いています。けれど、ここに至るまでにはいくつものステップがありました。1. 現場経験を積むケアマネを目指すためには、まず5年以上の実務経験が必要です。私は介護福祉士の資格を取得し、特養やデイサービスで現場に立ち続けました。毎日、身体介助やレクリエーションに全力を注ぐなかで、利用者さんやご家族が抱える「生活全体の困りごと」にも応えたい、という思いが強くなっていきました。2. ケアマネ試験に挑む受験資格を得て、ようやくスタートラインに立てます。ケアマネ試験は年に一度、合格率はわずか10〜20%前後。仕事を終えた夜、参考書を片手に勉強する日々は正直つらかったです。それでも、「一人ひとりの暮らしにもっと寄り添いたい」という気持ちが原動力となりました。3. 実務研修で学び直す合格通知を手にした時は飛び上がるほどうれしかったのですが、そこからさらに**実務研修(約87時間)**が待っています。ここではケアプラン作成の演習や、医療・福祉との多職種連携の実際を学びました。現場での経験だけでは見えていなかった視点に気づかされる、大切な時間でした。4. ケアマネとして活動開始研修を修了すると、晴れて「介護支援専門員」として登録されます。私は地元・東京の居宅介護支援事業所に所属し、ケアマネとしての第一歩を踏み出しました。利用者さんやご家族、そして医師や看護師、ヘルパーさんと共にチームで支援する。現場での経験が土台になりながらも、また新しい学びが日々積み重なっています。まとめケアマネになるまでの流れは――現場経験(5年以上)ケアマネ試験合格実務研修修了登録して活動開始私自身の歩みも、この道のりそのものでした。決して簡単ではありませんが、その分やりがいも大きい仕事です。 via越智夏音's Ownd Your own website, Ameba Ownd