骨折したとき
普通の人は松葉杖を使って生活していると思いますが
私・・・。
まったく松葉杖が使いこなせなかったんです
新潟の病院で松葉杖をお借りし
横浜に戻ってから使ってみると・・・。
転ぶ。
再度トライしても転ぶ。
主人が見本を見せてくれるのですが
私がやってみるとまた転ぶ。
結局、使えないまま翌日となり
病院へ行くことに・・・。
マンション内。
手すりのない通路での移動は片足ケンケン。
玄関からエレベーターまでの数メートル
エレベーターから駐車場までの数メートル
主人の手を借りながら転ばないように移動しますが
数メートルが何百メートルにも感じるほど足がだるくて辛い。
さらに我が家の玄関。
段差があるんです。
ここにも手すりはありません。
普段は何気なく上り下りしているこの15cmの段ですが
片足で飛び下り上がらなければなりません。
脚力不足で上がれなかったらつまづいて怪我。
下りも着地で失敗するとそこで怪我。
筋力が落ちている私の年齢だとメッチャ怖い
玄関からマンションの駐車場まで
(病院内は車椅子を借りバリアフリーなので問題なし)
たったこれだけの移動がこんなに辛いとは・・・。
もうこのつらさは勘弁して欲しいと
それ以来私はずっと引きこもり。
それでも次の通院日はやってきます。
怖い
今度は本当に転んで怪我をしそう。
怪我をしてから後悔しても遅いので
背に腹は代えられず。
通院の為に車椅子レンタル。
これでやれやれと
玄関段下に車椅子を置き
私が段上に立った状態で車椅子に移乗すると
今度は車椅子が低すぎて
手すりなし・片足ではメッチャ怖い。
これもダメだ
どうしよう
次の作戦。
今度はこれを使うことに
脚立です。
玄関段下に置きます。
これなら手すりにもなり
二段目がクッションになっているタイプなので
座ることも出来るんです。
一度脚立に移動し、その後に車椅子に移乗。
これでようやく恐怖を感じることなく移動ができました。
こうやって車椅子や脚立にたどり着くまで
どれだけ時間がかかったことか
やっと安心して通院が出来る~とホッとしたら
ギブスが取れて要らなくなりました。
終わった
片足ケンケン。
足の筋力がないと
マンション内の移動だけでこんなに大変だとは・・・。
それでもエレベーターがある家に住んでいて良かった。
これが階段しかない家だったと思うとゾッとします。
怪我して初めて気づいた不便と恐怖。
左足の骨折だけでこれなんです。
五体満足がなんて幸せだったかと改めて思い知りました。
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