春の妖精
カタクリが開花しました。
カタクリは発芽から開花まで7~8年かかります。
光合成が行える期間が短く、
養分の蓄積が少しずつしか出来ないためだそうです。
発芽1年目は細い糸状の葉をつけ、
2年目から7~8年は卵状楕円形の1枚の葉だけをつけます。
葉の模様が鹿の子に似ていることから
1枚の葉の鹿の子=片葉鹿子(かたはかのこ)と呼ばれ、
これが転訛して堅香子(かたかご)になり、
更に転訛して片栗(かたくり)になったと言われてます(諸説あり)。
地下にある鱗茎が大きくなり、
2枚目の葉が出てから花をつけるようになります。
花が咲いている株には必ず2枚の葉があります。
朝、気温が上がると花が開き、
日が暮れると再び閉じます。
雨や雪が降ると、
昼間でも花を閉じてしまいます。
花びらが後方に反り返るには、
十分な陽射しと気温が必要です。
花・実をつけて養分をとられてしまうと、
暑くて呼吸消費量が多い千葉あたりでは
毎年は花をつけないものが多いそうです。
花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」
カタクリのように、
早春に姿を現し、
晩春には姿を消してしまう植物を
春の妖精
Spring Ephemeral
(スプリング・エフェメラル)
と呼びます。
一輪草
(イチリンソウ)
花言葉は「追憶」
全草に毒性あり
二輪草
(ニリンソウ)
花言葉は「予断」「友情」
若葉は火を通すと食用になりますが、
トリカブトの若葉に酷似しているため要注意
一輪草と二輪草の違いは葉の形と花の大きさです。
葉の形は上の画像を見比べてください。
花は一輪草の方が大きく(4~5㎝くらい)
二輪草の方が小さい(2㎝くらい)
上が一輪草
下が二輪草
1つの茎に花を1つだけ咲かせるのが一輪草で
2つ咲かせるのが二輪草ですが、
1つの茎に花を2つつける一輪草もあれば、
花が1~3つの二輪草もあります。
最後に
数万本に1本と言われる希少な白いカタクリの花
見た人は幸せになれるそうです。
なので
みんな見てね
本日出番なしの黒プ
トリミング直後は角刈りっぽぃ
本日も読んでいただきありがとうございました。