どうも。全盲パパライフコーチのおっちーです🎤




った数秒で、負けた。

特急のスペシャルシート。

発売開始と同時に埋まる、スピード勝負。

息子のために、どうしても取りたかった。

準備もしていた。

時間も合わせた。

でも、取れなかった。



理由はシンプルだ。



ぼくは見えない。

画面を音で確認する。

ひとつひとつ、音で追う。

その分、どうしても時間がかかる。

ほんのわずかな差。

でもその差が、結果を分けた。

正直、悔しかった。

久しぶりに、はっきりと。

講演でよく聞かれる。

「見えなくて困ることは何ですか?」

いつもはこう答える。

「ほとんどありません」

テクノロジーのおかげで、できることは増えた。

行きたい場所にも行ける。

欲しい情報も取れる。

だから、普段は困らない。

でもこの日は違った。

息子のためにと思って動いたからこそ、余計に。

「見えていたら、取れていたのかな」

そんな考えが、頭をよぎった。

でも、そのあとすぐに気づいた。



あれ?

本当に大事なのは、そこだったっけ。

スペシャルシートに乗ること。

それが目的だったのか。

違う。

息子と一緒に旅行すること。

その時間を楽しむこと。

それが本当の目的だった。

そう思った瞬間、少しだけ力が抜けた。

まぁ、いいか。

違う席は取れた。

それで十分じゃないか。



コーチングの世界ではよく言われる。

人は「手段」にとらわれて、「目的」を見失うと。

今回のぼくも、まさにそうだった。

席を取ることに意識が向きすぎていた。

でも本当に大切なのは、

誰と過ごすか。

どんな時間をつくるか。

そこだった。

見えないことで、できないことはある。

それは事実。

でも同時に、選べることもある。

どう受け取るか。

どう意味づけるか。

そこは、いつでも自分で選べる。

悔しさを引きずるのか。

それとも、そこから本質に戻るのか。

ぼくは、後者を選びたい。

息子との旅行は、きっと楽しい。

席じゃない。

時間だ。

では、あなたは今、

“手段”にとらわれて、

本当の“目的”を見失っていませんか?