夏休みの特別実験教室、「夏イベント」![]()
第一弾は、「箱カメラづくり ~眼のしくみ~」(6年生向け)でした。
今回のメインは工作ですが、まずは、テーマに関連した講義からスタート。
物体が「見える」とは、物理的に言うと、どういう現象なのでしょうか?
それは、物体が発した光が目に届く、ということです。
物体が発した光、と言っても、物体そのものが光っている必要はありません。
物体に太陽や電灯の光が当たって反射している場合も、物体が発した光になります。
逆に言えば、目の前に物体があっても、物体が発した光が目に届かなければ見えません。
そのことを確認するために、①部屋を真っ暗にする、②物体と目の間に別の物を置く、というミニ実験をやってみました。
やっていることは全く違うようですが、物体が発した光が目に届かない、という意味では同じ現象なのです。
続いて、目に届いた光がどうやって「見える」と認識されるのか、眼の構造や見えるしくみについて学びました。
物体が発した光は、眼のレンズ(水晶体)によって網膜上に集められて、像を結びます。
このしくみは、実はカメラとまったく同じです。
それではいよいよ、このしくみを再現した、「箱カメラ」を作ってみましょう!
主な材料は、牛乳パック、黒い画用紙、凸レンズ、トレーシングペーパー。
画用紙を牛乳パックにぴったり巻き付けて外箱を作り、レンズを取り付けます。
牛乳パックの底を切り取ってトレーシングペーパーを貼り付け、外箱に差し込んだらできあがり。
厚い紙をカッターで切り抜く難しい作業もスムーズにこなし、Myカメラが完成しました!
早速、のぞいてみると……
「あ、見える、見える!」
「どんな風に見える?」
「さかさま! 左右も、上下も」
色や動きも実際の通り(ただし逆方向)に見えることや、見る物までの距離によってピント合わせの位置が変わることもわかりました。
ピント合わせに関連して、近視や遠視をメガネでどのように矯正しているのかというしくみも学び、箱カメラを使って再現してみました。
ここで予定のプログラムは終了ですが……せっかく天気も良いので、箱カメラで青写真を撮ることに挑戦してみました!
まず、窓際の日当たりがよい所に被写体(トリケラトプスの骨格模型)を置きます。
被写体がよく映る位置に箱カメラを置き、内箱のスクリーンに感光紙を貼ってセット。
このまま動かさないように、15分間撮影します。
アイロンの熱で現像すると……
見事、撮影成功!
トリケラトプスが写っていました。
撮影の待ち時間には、箱カメラのレンズの替わりに小さな針穴を開けた“ピンホールカメラ”の実験もできました。
箱カメラの工作を通して、眼のしくみを楽しく学べた夏の一日でした




