10月の6年生クラスの実験テーマは「『見える』とは何か②(色のしくみ)」でした。
物にはみんな色があります。普段、当たり前に目にしていることですが、よく考えると、色とは何なのか、ナゼ色が“見える”のか不思議ですね。
今回の実験は、その謎に迫ってみました。
前回の「『見える』とは何か①」で学んだように、「見える」とは、物体が発した光が目に届くことです。この光が色を“持っている”ために色が見えるのです。
光は、音や電波などと同様に、「波動」の一種です。
波ひとつ分の長さを「波長」と言い、音の場合は波長によって音程(高さ)が変わりますが、光の場合は波長によって色が変わります。
人間に見える光(可視光線)、波長が長い方から赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の順に並んでいます。
太陽や電灯の白い光は、色が無いのではなく、逆にあらゆる色の光が混ざり合っています。
試しに、プリズムに電灯の光を当ててみると……
色によって屈折率が違うので七色に分かれ、きれいな虹ができました!
本物の虹も、これと同じ原理でできています。
虹に続いて、青空と夕焼けを再現する実験もしました。
水の入ったペットボトルに牛乳を加えて少し濁らせたものを数本用意し、一列に並べます。
このボトルの列の端からLEDライトの白い光を当てると、水はうっすらと青くなり
ボトル越しに見た光は橙色になりました。

波長の短い青や紫色は散乱しやすく、波長の長い赤は遠くまで届くからです。
光の色についてわかったところで……
物に色がついて見えるのはなぜでしょうか?
それは、物体に白色光が当たった時、物体は決まった色の光だけを反射し、他の色の光は吸収してしまうからです。
リンゴ
が赤く見えるのは、赤の光を反射して他の色の光は吸収するからなのです。
では、複数の光を同時に反射した場合は、いったい何色に見えるでしょう?
それを調べるために、赤・青・緑(光の三原色)のライトを使って、色を混ぜる実験をしました。
赤と青の光を足してできたのはマゼンタ、青と緑ではシアン。では、赤と緑では?
「 う~ん、茶色っぽい色になるかな?」
やってみると、なんと黄色になりました!
3色とも足すと、白。
絵の具とは逆に、色を足すほど明るい色になっていきます。
実は、絵の具などの色素は、決まった色の光を“吸収する”物質です。だから、絵の具の色を足していくと、反射する光が少なくなって暗い色になっていくのです。
色画用紙に赤・青・緑の光
をそれぞれ当ててどんな色に見えるか調べる実験で、そのことを確かめました。
最後は、眼
の網膜にある、光
を感じる細胞(視細胞)のはたらきがわかる楽しい実験をしました。
赤で描かれた図形を20秒間じっと見つめてから、パッと白い紙に目を移すと……
シアン色の同じ図形が見えます。
これは、赤の光を感じる視細胞が働き続けて疲れてしまい、充分に信号を送れなくなったために、青+緑のシアンが見えてしまうという現象。
(ちなみに病院の手術室では、これを防ぐために壁や手術着をシアン色にしています。)
色とは何か、そして色はどんなしくみで見えるのか、楽しく探究した実験でした





