夏イベント風鈴第四弾は、「プラネタリウムづくりと星のお話星空」(1・2年生向け)でした。 

 

普段の定期教室は3~6年生対象ですが、今回は夏の特別イベントとして、1・2年生の皆さんにも楽しんでもらえる実験を企画しました。(※1年生は親子参加) 

 

選んだテーマは「星星」。 

 

お盆休みを前に、夏の代表的な星・星座をいくつか覚えてもらって、帰省や旅行の際に夜空を見上げて楽しんもらえたら・・・というねらいです。 

 

はじめに、実際の星空がどんな風に見えるか体感するために、教室を真っ暗にして家庭用プラネタリウム機で天井に星空を映しました三日月 星空

 

まず目につくのは、南北に長く伸びる雲のようなもの。実はこれも星の集まりです。 

 

「これは何かわかるかな?」 

「知ってる! 天の川!」 

正解! 英語ではMilky Way(ミルクの道)と言います。 

 

天の川と重なって、頭のほぼ真上に見えるのが、有名な「夏の大三角」。 

こと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、の3つの星です。 

ベガとアルタイルは、七夕のお話に出てくる織姫と彦星でもあります。天の川の両岸に別れているのがわかりますね。 

 

天の川をたどって南の空の低い所を見ると、特徴的な形のさそり座が見つかります。サソリの心臓に当たる赤い星はアンタレス。 

いて座、やぎ座といった、星占いでおなじみの誕生星座も探してみました。 

 

そして、星空と言えば、忘れてはならないのが北極星。 

星はいつも同じものが見えているわけではありません。なぜなら、空はゆっくりと回っているからです。(本当は地球の方が回っているのですが、地上からは空が回っているように見えます。) 

 

ところが、その回転の中心にある北極星だけは動かず、いつも北の空の同じ場所にあります。そのため、大昔から、方角を知るのに使われてきました。 

 

ここでプラネタリウムは消して机に戻り、北極星の見つけ方をマスターします。 

北斗七星を使う方法、カシオペア座を使う方法、そして夏の大三角を使う上級編。

 

今度、夜空を見る機会があったら、ぜひこれらの方法で北極星を見つけてみましょう! 

 

後半は、お家でも星空気分が味わえる、手作りプラネタリウムの工作です。 

厚紙を形通りに切り取ったら、印刷されている星の部分に目打ちで穴を開けていきます。 

    

 

細かく地道な作業ですが、みんな頑張って全部の星に穴を開けられました! 

目立つ星は穴を少し大きく、一等星はうんと大きく広げたら、穴あけ作業完了。 

あとは、組み立ててテープでとめれば完成! 

 

 

 

このプラネタリムは、明るい所で覗き込めば、立体的な星図としても楽しめます。 

部屋を暗くして、中からスマホのライトを当てれば……壁や天井に星座を映し出せますキラキラ 

 

「北斗七星とカシオペア座が見えるね。とすると、北極星はどれかな?」 

「えーと……これ!」 

ちゃんと見つけられたねグッド!

 

  

 

自分で作ったプラネタリウムを持って、みんな嬉しそうに帰っていきました音譜 

お家でもいっぱい楽しんでねラブラブ