少し前から

「手もみの極上茶が飲んでみたいなあ～」

「どこかにまだ売ってないかな～」と思っていて

どこにあるんだろう　誰が作るんだろう　と思っていました。

実はそう簡単に手に入るものではないのです。

手摘み・・・まではあっても

手もみ　の技術をもって作品を市場に出している人は少ないのです。

（コンテストの作品とか、特製ならともかく、だけど・・）

先日

「指田さ～ん　　見つけましたよ(^.^)/~~~」

日本茶のインストラクターの友達がプレゼントしてくれた

希少なお茶がこれ

袋井市茶手揉保存会　のもの。

わー　あるんだぁ。

しかもこんな季節に手に入るなんて、

お友達が、ずーっと気にかけて探してくれてのです(*^^)　

そもそも　のどの渇きを癒すなら　ペットボトルのお茶でＯＫ

でも、私がお茶に感じている魅力は　現象的なことだけじゃなくて

もっと温かくて　

心のこもった”お茶”なんだな～。

茶葉はものすごく大きい

普通の煎茶の5倍くらい長い

温めた急須に

たっぷりの茶葉を入れる

蓋をして

香りが上がるのを待つ

しばらくしてふたを開けた時の香りは本当に幸せで

私は一番好き！

少量のぬるーい湯を入れて

ゆっくりと蒸らしてから

数滴のお茶を急須から振り出すと

旨味と甘みがギューっと詰まった

贅沢なお茶が味わえる

この一滴　一滴の充実感には感動します。

2銭目は

少し湯冷まししたお湯を入れて、

ひと呼吸待って注ぐと

まだ　甘みのある　まろやかな味が楽しめる

3煎目

熱めのお湯を入れて　さっと出したお茶は

小布施の栗落雁を思わせるような　ふんわりとした甘みと

葉の個性・・・苦くはないけれど　少しクセのあるひっかりを感じて

それがまた美味しい！のです。

最後、

出がらし・・と呼ぶにはふさわしゥないこの茶葉は、

天然塩を振って

頂きます。

・・・・・・・・・・

昔～

静岡は、江戸時代に入って、世の中が平和になったころから

豊富なマンパワーの伴うお茶所として、生産量日本一を誇っていた。

圏内のいたるところでお茶を作っていて、たいてい個人の家の庭にも

茶木があったり、お茶処たる存在感はさすが・・だったはず。

（・・・現在も引きついで入るけれど）

大きく変化したのはお茶作りに携わる人の数

それから　

求められるお茶の種類

紅茶の国　インドのダージリンなら　ハンドメイドの紅茶は

上質なものに見られて　高価だけど、探せないほど希少だとは思いません

それが日本茶となると

お金（労働賃金とかコストとか）の問題じゃなくて、

作り手が少ない・・という問題なのだと思います。

極上手もみの日本茶

守られていくといいな～と心から願いつつ

こんなにおいしお茶があるよ！と伝え続けて、つなげていきたいと思います。

・・・・・・・・・・

ふと

こんなおいしいお茶を

写真撮ったり、味見したりしながら一人で楽しむのは

なんだか寂しいな！と気が付きました

残りのお茶は

家族と　お友達と　ワイワイおしゃべりしながら楽しみます(*^^)v

それが一番！

手摘み&手もみの「日本茶」