戻ってまいりましたペンギン3です。


数学の定期テストでカスな点取ったり、文化祭の出し物で

てんやわんやだったり、いろいろな心的外傷を負っていたため、

一ヶ月ほど寝てました。


P.S.小説ですが、だれか読んでたらごめんなさい。多分書き直します。同じ設定で。

とりあえず小説みせてみました。


とりあえず序章から。


ページ左のプロフィールの下にある、ブログテーマから「novels」に飛べば

私の駄文が読めます。


ずいぶん昔に書いたものなので(半年以上前)今見ると超下手です。

もしかしたら後々、改訂版を出すかもしれませんが・・・


あらすじはそのうち載せたいと思います。


励まし怒り罵詈雑言その他、コメントしてください。


では。

 少年は走っていた。

月が大きい。そして脈打つように赤い。暗視ゴーグルを通しても、そう感じた。

まるで血にまみれているみたいだ。

 真夜中の市街地。——たぶん新宿あたり。工作員の手によって戦闘開始と同時に切断された電線は、かつての副都心を闇の中に葬ってしまった。高層ビル群が月明かりをさえぎる。視界の端に濃緑の影。ライフルを握り締める。

 

 

少年は泣きじゃくる妹を見て、困り果てていた。   

「お兄ちゃん、どこ行くの?」

「まだ分かんない、って言ってるだろ」

「いつ帰ってくるの?」

「分かんないって言ってんじゃねーか」

「パパに会ったら、秋花は元気だからだいじょーぶ、って言っておいてね?」

「おい……」

自分と同じように徴兵され、同じようにここからいなくなった父さんにはもう会えない。もしも少年が父にその伝言を伝えられるときには——



 少年はその言葉を待っていた。

 無線機が沈黙を破って、その言葉を吐き出す。

「エッジ2、状況開始せよ」

自らを表す、単語と数字の組み合わせ。少年は答えた。

「了解。エッジ2、状況開始」

張り付いていた壁から体を離し、すぐ脇にあるドアにカービン銃を向ける。

 発砲。

 物々しい錠前はねじれた鉄塊となり、少年はドアを開ける。

 目の前に、男が一人。

 滑稽なほど後ずさり目を見開く敵司令官を見て、少年は口を開いた。

「武器を捨てろ。——手を頭の後ろで組め」


 



 少年は何の表情も浮かべていなかった。

 その手には一枚の紙。死亡通知書。

 妹の死を知らせる紙が少年に届くのは、少年が家族で一番年上だから。そして、もう自分しか残っていないから。



 少年は手榴弾の安全ピンを抜いていた。

 二つ数えてから全力で腕を降る。手榴弾が消えていった暗闇のなかで、レバーの弾ける鋭い音がした。

 閃光。爆発。高い信頼性を持つMK3A2手榴弾は役目をしっかりと果たし、物陰に隠れていた敵に向かって超音速の破片を撒き散らす。



 少年は死にかけていた。

 腹部の傷からは休むことなく血が流れ出す。眼がかすむ。体のどこも動かない。

血って赤いんだ、と実感する。さんさんと射す日光が、その鮮血をより純粋な赤へと染め上げている。

 目の前には少女が一人。その右手には、つい先ほどまで自分の内臓を貫いていたナイフ。

 少女の鏡のような黒い髪が揺れる。ナイフから血が滴った。

 少女は泣いていた。