『バウの修理(その139 応急フェアリングの開始、、、前編。。。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12173420823.htmlからの続き。。。
2016年6月24日、金曜日。
先日盛ったマイクロバルーンエポキシパテをサンディングもせずに、、、
今度はマイクロバルーン&アエロジルエポキシパテを作ってみます。。。
茶色い粉はマイクロバルーン、白い粉がアエロジル(エアロジル?エロジール?)、、、
アエロジルって何者かよくわかりませんがシリカが主原料らしく(シリカもガラスの材料という程度しかわかりませんが)とにかく軽い!ガラスの原料なのに???
エポキシをパテにするには色々な粉末(フィラー)を用途に合わせて変えてたり混ぜたりして入れるのですが、このアエロジルを入れると”垂れにくい”パテになるそうです。
ただし、アエロジルだけだと固くなりすぎて研ぎ出しにくいとか、、、割れやすいとか、、、
一方のマイクロバルーンにはフェノリック(樹脂)を使ったものとガラスを使ったものがあり、フェノリックが一番割れにくい、、、つまり柔軟性があるパテができるそうです。
このフェノリックマイクロバルーンがいつも使っているもの、ただしこれだけでは垂れ易いので何度も何度も盛っては研ぎ盛っては研ぎを繰り返さないといけないのです。。。
しかも気泡ができやすいということ、、、でもコアの接着にはベストらしいけど。。。
でもフェノリックマイクロバルーンはガラスマイクロバルーンに比べると重たいらしい。。。
なので表面のフェアリングにはガラスマイクロバルーンを使うほうが軽い艇ができるとか、、、
ビルダーが『Qセル』か『カボセル』って言ってたフィラーってガラスマイクロバルーンの商品名なのかな???『セル』だから小区画か細胞という意味でたぶん一つ一つのバルーンのことを指せていると思うんだけど。。。
で、いつも使っているマイクロバルーンの垂れ易さを補うためにアエロジルを入れて垂れにくくするそうなのですが、ネット上では『アエロジルはエポキシには使えない。』『アエロジルにはポリエステル用とビニルエステルとエポキシ用がある。』など様々な情報がありよくわからない。。。
マイクロバルーンとアエロジルの比率は誰もが『現場の判断』として正確には教えてくれない。。。
しまった〰比率忘れた
3:1だったか3:2だったか1:1だったか、、、
たぶんアドバイスをくれたセブンシーズさんが『研磨してフェアリングするなら”標準”は3:1』の言葉通りにしたと思うんだけど、、、
アエロジルを入れると研ぎ出し後の表面につやがでるという情報も、、、
でも一応アエロジルは『増粘剤』ということだし、実際に使っている造船所もあるし、応急のフェアリングだしとりあえず試してみよう
先日盛った部分のサンディングはまだしていないのでそれ以外の場所にマイクロバルーン&アエロジルエポキシパテを塗ってみます。
これめっちゃいいほとんど垂れない
夕方から雨予報だったのか養生をして帰ったようです。。。
き、記憶がございません
2016年6月25日、土曜日。
朝から手製のロングボードで研ぎ出してみます。
一昨日持った部分はほぼ高さが出ています。
それでもアエロジルを入れていない部分は凸凹、、、高さの足りない部分はドリルに付けた超硬カッターで軽く削り足付けをしておきます。
アエロジルを入れたサイド部分はほぼ形が出来ています。
何重にも積層したダブルバイアスのEグラスが部分的に見えています。
つまり見えている部分は間違いなく単板その周りもたぶんとても薄いパテしか残っていないでしょう。
ダブルバイアスのEグラスが見えているサイドの部分なんて体重をかけれないので固すぎてロングボードでサンディングなんてできない。。。
まあ、このダブルバイアスのEグラスが見えている部分を最終的な一番高い部分にしておけば間違いないということでいいでしょう
ということで、、、
まだ、少し低い部分に、、、
マイクロバルーン&アエロジルエポキシパテを塗っておきます。
これで最終の高さが出るかな~???
この日塗った部分の写真がないということはスマホのカメラが本体の温度が上昇して起動できなかったか、本体が高温になり強制的に電源を切ったかのどちらかだろうな〰。。。
あとは僕が20日、パートナーが21日の誕生日だったので数日遅れの誕生日を二人でのんびり過ごします。
ん?昼にマイクロバルーン&アエロジルエポキシパテを塗ったのに研がなかったということはこの日は夜は雨だったんだな。。。