2015年10月9日、金曜日。
本当はこの日の晩に船泊して次の日の朝一番に出港したかったのだが。。。
岡山への出張作業最終日、仕掛け人の助手がミスして1時間以上帰ってくるのが遅くなってしまったので、帰路の途中でホームポートに寄ってステアリングケーブルの交換と不要なものの一部を家に持って帰って出港当日の朝にパートナーと一緒に艇へ行くことに。。。
2015年10月10日、土曜日。
パートナーがほとんどの買い物を済ませておいてくれたおかげで9時に出港。
視界が悪く風がない中『淡・淡レース』のスタート地である淡路島のサントピアまで約30マイルの機走クルージングです。
サントピアマリーナに着いたら、とりあえずメインセールをセットして、潜って船底掃除。。。
キールの底とプロペラに白い線状の甲殻類が。。。なんだろう???船底塗料が付いているところは少しぬめっている程度。。。
泳いだらサントピアマリーナの広いお風呂に入ってから晩御飯(何食べたか忘れた。。。)。
明日のレースはスタートとフィニッシュが違う場所なので艇から下すものは何もなし。自転車も2台積んだままでレースです。
ざっくりとスピンシートなどをセットしてレース準備をしてからバースに入ります。。。
バースに入ってからタモリカップ横浜でジェネカーダウンの時にジェノアのハンクスにジェネカーが引っかかって”ビリっ!”って音がしたのを思い出すも、連日の半隔離された場所での作業の疲れと今朝の早起きで体が動かない。。。チーン。。。
2015年10月11日、日曜日。
淡・淡レースは朝から艇長会議というダブルハンドにはとても不利なレース。。。
しかもジェネカーを修理してから出港すると、メインセールを揚げ、ジブを揚げている間にスタート5分前は過ぎていて、ラインもタイムも取れず。。。チーン。。。
淡・淡レースは淡路島にあるサントピアヨットクラブと大阪にある淡輪ヨットクラブ(大阪ベイ淡輪ヨットクラブ)の親睦レースでレーサーだけではなく純クルージングボートも多く参加しています。
そんなレースなのでスタート信号とともにスタートラインを切るのは全体の5分の1くらい???
スタート信号が鳴ったのにまだヘッドセールやスピンを揚げない艇も多いので本当にスタートしたの?という感じ。。。
僕たちも何とか5分近く遅れてスタートしてからジェネカーを揚げて落ち着いてから考えると、潮の関係でスタボーで南下するより、ポートで北上してから途中でジャイブしてフィニッシュラインへ向かうほうがよかったと気が付く。。。チーン。。。
すぐにジャイブして北上しようかと思ったけど、ジャイブをすると遊漁船団に突っ込みそうな場所だったのでそのまま更に伸ばして、遊漁船団を避けれそうなところでジャイブ。。。
コースの中ほどでやっと追いついたのはスタート信号と同時に飛び出したO/F艇。
後で聞いたらあまりにもみんながスタートしなかったので僕たちと同じく不安だったらしい。(笑)
とても丁寧に一波一波パンピングして波に乗せながら帆走っています。
ずっと見ていると、丁寧というかストイック!?我が艇のスピンシート(ジェネカーシート)なんてセルフテーリングウインチに巻いたままパートナーの手にはカメラだよ
抜けません。。。
再びトライスルも、、、
あまり頑張っている艇の邪魔はしたくないけど、この位置まで離して、、、
一気にバウアップして惰性で風上ラインまで出て抜きにかかります。。。
なるべく邪魔をしないようにそのままO/F艇に対してカバーをしない場所までジェネカーで上って行って何とか抜けました。。。
しかし、風がよかったのはここまで。。。
風が弱くなったら軽量なO/F艇が抜いていき、、、少しブローが入れば我が艇が抜き、、、なんてことを繰り返します。。。
そんな感じでO/F艇と楽しく帆走っていると、北に出していたT艇が巨大なジェネカーを揚げて我が艇のバウを横切っていきました。。。
こちらもダブルハンド、しかし我が艇とは違い男二人&一人は元気印なので2.5人くらいは乗っている感じ、、、我が艇はパートナーが最近よく動けるようになってきたとは言っても1.5人くらいの感じ、、、チーン。。。
どこまで行くの~???どうやらT艇はナビゲーションとタクティスは苦手のようです。。。
最終マークまでの最終アプローチになるとスタートできっちり飛び出して北に出していた艇団が少し前。。。
スタートさえきっちりと出来ていればファーストホーム争いにも参加できる楽しいレース。
しかし、今回はスタート遅れ以上にデッドランだったのでジェネカー艇には辛い展開。。。
しかも、最終マーク(ハーバー入り口の航路ブイ)を回ってフィニッシュラインまではたったの0,15マイルほど、、、しかもジェネカーを降ろしてジェノアをアップしないとフィニッシュできません
折角追い抜いたO/F艇にも追い抜かれ、後ろからきたD艇にも抜かれてファーストホーマーから遅れること6分20秒でフィニッシシュ。。。しかも僕たちのフィニッシュ後に風が上がるという後続艇有利な展開に。。。チーン。。。
6分20秒、、、南に出したのが不正解というよりスタート遅れと最後のジェネカーダウン・ジェノアアップの人員不足だな、、、自転車2台は、、、これは需要な備品だから仕方がないか
僕とパートナーのレースの目標は安全にレーティング順の着順でフィニッシュすること、、、そしてライバルのT艇に着順も修正も勝つこと
残念ながらレーティング順では先に入られてはいけない4艇に入られてしまったけど、T艇より先にフィニッシュできたし、当然レーティングはT艇のほうが高いので修正でも勝ったので”良し”としよう
お待ちかねの表彰式&パーティーは30分繰り上げ、それだけレースの展開も早かったということ、、、つまり後半に風が上がったということ。。。おかげで重たい純クルージングボートも含め全艇フィニッシュできた素晴らしいレース
参加者の中には太平洋でクジラ?に当たってE艇が沈没したというSさんの姿も。。。
Sさんの左は名物司会者(素人)のTちゃん、右は愉快なハーバーマスターのTさん。
パーティー中にH艇のメンバーに
『なんでうちの前、帆走ってんねん』
と羽交い絞めにされイジメられるも楽しい親睦レース。。。
よし!来年は絶対に前は帆走らず後ろをずっとつけてやる
でもファーストホーマーのE艇の前から写真を撮ってあげたいしな~
成績発表では一緒に帆走っていたO/F艇が優勝
もっとびっくりだったのはセカンドホームで2位だったのがP艇、J-70という小型スポーツボート。確かにそれほど波はなかったけど凄いよ!!
我が艇はというと、、、意外と好成績!!成績表を上から数えたほうが早かった
成績順で抽選箱からパートナーが引き当ててもらってきたのはヨット柄のバスマット
今回は30回の記念レースだったので記念の長袖のポロシャツのために乗員登録料はちょっとお高めの一人5000円、でもエントリーフィーも5000円のレースなので、ホームポートからサントピアまでのクルージングでサントピアの係留費が1泊無料、2日目は純粋なセーリングを楽しんで淡輪の係留費が1泊無料、パーティーがあって、抽選で何かをもらえて記念ポロシャツをもらったことを考えるととてもお安く楽しめるイベント。
(前の週にサントピアに艇を預け、翌週に淡輪に取りに行く前後1週間の係留費は無料です。僕たちはそこまでの交通費が高いので前後1泊ずつしかしませんが。。。)
参加資格には『淡輪ヨットハーバー・サントピアマリーナの所属艇及び会員の紹介艇。』とあるけど皆さんウエルカムだそうです。我が艇も正確に誰かに紹介されたわけではないけどずっと参加しています。
折角の無料係留、ホームポートではないところでのんびりとするために、陽が落ちる前に坂の上の『海風館』のお風呂に入りに行ってから艇でのんびりします。。。
2015年10月12日、月曜日。
昼から少し吹きあがるようなので早めに出港。
この辺りってたしか、最近”スナメリ”の目撃情報が多い場所って新聞に出ていたような。。。
スナメリはまだみたことないな~。。。
パートナーのお気に入りは飛行機
タモリカップ東北が中止になった辛い記憶が甦ります。。。チーン。。。
関空を過ぎると少し風&波が出てきてローリングが激しくなってきたけど、2時間少しのためにセールを揚げるのはめんどくさくてそのまま機走。。。
そして西宮大橋に当たりかけながら、、、
西宮大橋に引っかかりながら、、、
お昼にはホームポートに帰ってきました。