アジアビジネスブログ

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バンコクから得意分野でアジアNO.1企業を目指して日々精進します。
バンコクからインド、アセアンマーケットを見据えてビジネス展開中。

基本的に考えていることが正しいかどうか、まとまっているかどうかということはここでは気にせず、感じたことを整理し、書き留めておく意味でも書いています。あまりビジネスのことは書いていません。


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いろいろ迷走した。いろいろ試した。いろいろ悩んできた。そして原点に戻ってきたと思う。
「自分の商品・サービスに対して誰よりも本気でとりくみ、世界を見て学び、行動して学び、他人や過去の事例に惑わされる事無く自分の信念を貫く事」これが起業家の仕事である。

人の話を聞く事は、人間として非常に重要だ。
しかし起業家としては決して他人の話を聞いて自分の意見を変えたり、そこに答えを見いだそうとしたりする必要は無い。そういう態度になっているときそれはその事業に対して自分が本気でない証拠、それは雇われ社長の仕事で起業家の仕事ではない。他力本願になった時点で起業家として終わっている。

久しぶりに過激な事を書いたが、端的にたどり着いた結論ではない。
起業家なら分かってくれると思う。
これはマルコム・グラッドウェルの新しい本、Outliers: The Story of Success にて読んだ事にすぎませんが、非常に共鳴したのでメモ。

何かにおいて大きな成功を納めるとき、それは10000時間の努力といくつかのタイミングが重要な役割を果たしているという。伝説的なプログラマー、ピアニスト、バイオリンのソリスト、はたまたビートルズなどの成功、それらはこの10000時間の努力といくつかのタイミングが支配しているというのです。

天才と言われる人間は確かに存在するとおもうが、その場合も彼らの練習量は常人を遥かにうわまっている。マルコムの研究によると「練習をしないで天才的才能を発揮する人」も「いくら練習しても上達しない人」も存在しなかったそうです。

何かを習得し一流といわれるようになるには最低10000時間の努力。
以前読んだ邦書にも書いてあったなぁ。

ということは5年で何かにおいて一流になろうとすると
一年で2000時間。
ということは一日に約5時間半
一日に5時間半もさけることなんて仕事以外にないよな。
二時間半だと10年かかる。

さぁ、こうやってかんがえると1回の人生多くの「一流」を手にできない事がわかる。
自分は何の「一流」になるのか、自分のミッションを明確にし日々努力する事が肝要だとおもう。




これは有名な本の受け売りでもあるのだが、
人間や組織の成長には大きく3段階の成長がある。
まずは、他の何者かに「依存」している状態から、「自立」へ。
他の何者かには、家族や友人、はたまた組織や社会、が当てはまるだろう。
私は二十代若い頃、それらからの完全なる「自立」つまり自分のやりたい事、成し遂げたい事に
やるべきこと対しては必ず自分で考え抜き、行動しやり遂げる。そしていかなる結果にも100%責任を持つ。
誰にも頼るべきではなく、頼らない事が正解だと考えてきた。(それが可能/不可能という議論はここではしない)
そしてそれが人間というもののゴールなのだと思っていたと思う。

しかし実際にはそれが終わりではなく次があるのだ。
「自立」から「相互依存」への成長という非常に重要な一段上の成長がある。
そしてこれが人間として成功するにあたって非常に重要な事だと思う。
もちろん「自立」していないものが「相互依存」へのステップを踏む事は不可能なのだ。
「依存」と「相互依存」は言葉は似ているがこれはまったく別物である。

「自立」を最終ゴールにすると自分にも厳しいが他人にもむちゃくちゃ厳しい人間が
出来上がる。そこには自分との信頼関係は非常に強い物ができるが他に他人との信頼関係
が希薄になっていく。そして他人に影響を与えようと考え始める。それが信頼関係だと
勘違いしてしまうこともあるだろう。
これは成長ではない。

身近な人、まわりの人と真の信頼関係を築き上げるという行為。
これは「自立」よりも遥かにハードルが高いのである。