「褒める」と「叱る」ということについて、二つ目のテーマです。
ずばり「叱る」ということについて。
・「叱るってどういうこと?」
「褒める」のエントリ
の最後に、このようなことを書きました。
あなたには、是非ともこのことを覚えていただきたいなと思います。
「褒められたかどうかは、犬が決める」
(中略)
私たちがどんな態度で、どんなつもりで褒めていたとしても、「褒められたかどうか」は常に犬が決めます。
行動が増えているのなら、それは褒めたことになります。
それはたとえ「ダメ!」という言葉であったとしても。
さて、ここで一つ質問です。
あなたは、犬を叱ったことはありますか?
たとえば「ダメ!」と言ったり、「イケナイ!」と言ったり、床やテーブルを叩いて大きな音を立てたり、ちょっとお尻なんかを叩いちゃった…という人もいるかもしれません。
では、次に。
なぜ犬を「叱ろう」と思ったんでしょうか?
「腹が立ったから」「反省させないといけないから」「悪いことをしたら、叱られるのが当然でしょ?」色々な理由はあるかと思いますが、一番の理由はこれではないでしょうか。
「その行動をやめさせるため」
たとえばゴミ箱漁り、たとえば飛びつき、たとえばチャイム吠え、たとえば激しい甘噛み…色々な行動を犬はします。
そんな色々な行動の中で、あなたが「やめさせたい」「やめて欲しい」と思った行動に対して、「叱る」という対応をするのだろうと思います。
そこで、↑の文章をもう一度。
私たちがどんな態度で、どんなつもりで褒めていたとしても、「褒められたかどうか」は常に犬が決めます。
行動が増えているのなら、それは褒めたことになります。
それはたとえ「ダメ!」という言葉であったとしても。
さらに、あなたにこの質問。
「叱った行動は、減りましたか?」
続きます