日本に住まれ、現在、日本で所得を取られている私たちは、これから先、一生日本円というお金を給与として、所得としてとっていく可能性が高いわけです。
よく、一昔前は資産を３つに分けるのが分散手法として良いといわれてきました。
ひとつは現金。ひとつは不動産。そしてひとつは株式などの金融資産です。
しかし、現代における３分法はこうではありません。
日本円とそれ以外の通貨２つ、この合計３つの国にまたいで資産を持つことが重要だと思います。
日本の中だけで、現金、不動産、株式や債券を持っている場合、万が一、年金崩壊、国債暴落などがおき、日本円が大幅に下落するようなことがあれば、日本内に持つそれぞれの資産が全て、ドルを始めとする他国の通貨に対して暴落してしまうからなのです。
もし円の価値が下がった場合、日本国内だけで一生生活するのであればそれでも困らないでしょう。しかし海外に旅行に行きたいと思っても、資金的に大きな負担をしなければ楽しい旅行もできなくなってしまうのです。
２００８年の夏以降、韓国ウォンはほんの数か月の間に、半分以下の価値まで落ち込みました。韓国内だけに資産を持つ方々は、他の通貨に変えようとした時に、今までの倍のお金を支払わなければいけないことになってしまったのです。
お隣の韓国で行ったことが、日本では絶対に起こらないなどということはありません。１００年に一度といわれる今回の経済混乱の中、何処の国で何が起こって不思議はありません。だからこそ、資産を分散する方法についても考えなければいけないのです。
日本円で稼いでいるからこそ、今ある資産を円以外のものに変えるということ。
日本円で給与をもらい、お金を稼ぎ、今後もずっと日本円で給与をもらい、お金を稼ぎ続けるからこそ、今ある資産、必要最低限以外のものを、日本円以外のものに変えておくことが大切なのです。
３０歳のＡさん。 今後も一生今勤めている会社に勤務していこうと考えています。
１年間の給与は３００万円で、これから先もずっと給与が上がらないと仮定します。
それでも６０歳までの３０年間では、合計で９，０００万円の給与を円でもらうことになるのです。
もし仮にＡさんが今の時点で３００万円の預金があるとしたならば、この３００万円を全額海外に作った銀行口座に入れておき、通貨を換えたたとしても、日本の資産３０に対して海外資産は１でしかないのです。
ポートフォリオで考えた場合、たったの３％しか海外への資産分散ができていないことになるのです。
皆さんも自分に置き換えて考えてみてください。
円というお金の価値がもし暴落したときは、海外においてある資産はその分資産価値を増すことになります。 仮に２００９年１０月現在 ９０円の円が、１８０円の円安になったなら、海外に出したお金は日本に戻したときに倍の価値に跳ね上がるのです。
1，０００万円のお金が２，０００万円の価値となるのです。
ソビエトが崩壊したときに、ルーブルという通貨は１年間で１万分の１くらいに暴落しました。 １億円が１万円の価値になってしまったのです。反対に言えば、このときに１万円を海外の通貨で海外に預金をしておけば、１年後には１億円の価値に跳ね上がったのです。
備えあれば憂い無し。 投資を行っていく上でもとても大切な考え方の基本となります。
皆さん、是非肝に銘じてください。
まずは海外の銀行に口座を開設し、その口座にお金を入れておくこと。
ここから初めてみれば良いのではないでしょうか。
では何処の銀行が良いのか？日本からの往来を考えて利便性もよく、その上ネットバンクングも非常に使いやすい、香港にあるＨＳＢＣに口座を開設すること。これが一番だと思います。
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まずは最初の一歩。 ここから行ってみましょう。
では次のステップを何から行えばいいのか？ 最初のスタートの考え方。
複利について明日の記事で理解してみましょう。
労働収入と権利収入の違いがわかりやすく見れる動画です。
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