ISISによる日本人の拘束と政府への脅迫
従来蚊帳の外で有ったイスラムテロリストの脅威から日本も逃れられなくなった。
ISISは日本人2名を人質として72時間以内に2億ドル身代金を払わなければ殺害すると
YouTubuで発信し、
21日菅官房長官はかねてから行方不明の後藤氏と湯川氏で有る事を政府が確認したと発表した。
首相、官房長官、外務大臣等は、
日本の中東への援助は人道支援であり、ISISを攻撃するための支援では無い、
と発表している。
政府は解って発信しているとは思うが、ISISに取って人道上は棘が刺さった程の痛みも無い。
彼らに取っては、
自分達の戦闘に手を貸す者、自分達の支配に従う者以外は全て敵
で有り、
人道上どうのこうの言い分は寝言に過ぎない。
証拠に既に米国人、英国人の拘束者は殺害したし、同じイスラム教のシーア派の兵隊や住民も多数殺害している。
そんな彼らに人道なんて意識が有る筈も無い。
彼らと交渉する為には、「米国と手を切りました、有志連合や中東には一切支援しません。」
と言えば交渉の余地が有るかも知れませんが、勿論そんな事出来る分けはないし、映像発信後も真っ先にケリー国務長官や中東の首脳に情報収集の支援を要請している現状では、政府としてもISISと融和を図る気持など有ろう筈も無くそれは正しい対処です。
身代金については、絶対に払うべきでは無い。
後藤氏自身の出発前の映像に「何か起こっても全ての責任は自分に有る」と
紛争地域を取材するジャーナリスト魂を明言しているのに、
これを国民の税金から大金を出して救出しても、
今迄の彼のジャーナリストとしての輝かしい栄光は地に落ち、
もう今後ジャーナリストとして生きる道はない。
それは彼自身の望む所では無いのでは。
古くは1970年、世界的戦場カメラマンの沢田氏がベトナムで斃れ、
近くは女性ジャーナリストの香山氏が1912年、シリアにおいて斃れている。
両氏共、自分の信じるジャーナリスト魂に殉じて、ジャーナリストで無ければもっと長い人生が有ったかも知れませんが、それが両氏に取って幸せか否かは、本人のみぞ知る所です。
湯川氏については、「さっぱりわからない」が正直な所です。
軍事訓練を受けた事も無い者が一人で何を求めて危険な紛争地域に入ったのか?
自分が立ち上げた「軍事ビジネス」会社のノウハウを取得しようとしたのだろうか?
もしノウハウを得る為なら大間違いだ、
金を払えば傭兵訓練や戦場ガードマンを訓練する会社が米国には有る筈です。
それでも物足りないなら、外人部隊への志願の手もあっったでしょうに
もしそういう事知らずに或は知っていてもそのお金が無く手っ取り早く
紛争地域に飛び込んだとすれば、
単なる跳ね返りで有って税金を使って救出する価値など無い。
政府の命令で紛争地域に派遣されて、
不幸にして拘束された自衛官や外交官の救出とは根本的に違う事を国民は自覚し、間違った圧力を政府にかけてはならない。
以上の諸点から
交渉の手段が確保されて、「身代金」の金額が、100分の1になっても払ってはならない。
億単位の税金を使うなら、
貧困の為に我子に手をかける家庭や進学を諦める家庭に支援した方が余程国民は納得出来る。