【NPO法人ACEさんより】
アバンティは児童労働のないオーガニックコットンの世界を広げます。
ACEの活動に皆さまのご支援をよろしくお願いします。
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こんにちは。ACEで国際協力事業インド担当をしている成田由香子です。
7月3日からインドを訪問し、コットン生産地で、児童労働をなくし教育を支援する
「ピース・インド」プロジェクトの実施地を訪問しています。
こちらは農繁期を迎えており、畑を耕したり種まきをしたりする農民の姿が見られます。 コットン畑には一足先に種が植えられ、膝の高さくらいまで伸びてコットンの花のつぼみが膨らみ始めました。受粉作業や草取りなど、徐々にコットン畑で働く農民が増えてくる時期です。
プロジェクトを実施しているナガルドーディ村は、4月から活動最後の4年目を迎えました。住民との話などから「児童労働のない村づくり」へ向けて徐々に変化が起きていることが分かりましたので、ご報告します。
まず、コットン畑で働く子どもはいなくなり、学校に通う子どもの数は以前より100人以上増えたことが分かりました。
子どもを働かせていた家庭はどのように変わっていったか、親たちに聞いてみたところ、最も多い答えは「親は子どもを学校へ通わせる責任があると考えるようになった。」そして「子どもを学校へ通わせて、親はもっと働くようになった。」でした。
どのように働き方が変わったか聞いてみると、
「以前は労働者の賃金がどれくらいであるべきなのか知らず安い賃金で雇用者に言われるまま働いていた。1日の賃金は前は約50ルピー(約100円)だったけど、今は100ルピーが正当だと知って要求するようになった。」
「これまで村で仕事がない時は、子どもを連れて出稼ぎに行っていた。でも今は出稼ぎに出るときは、祖父母か親戚が村で子どもの面倒を見てくれるようになり、子どもが学校へ通い続けられるようになった」
子どもを学校へ通わせるようになった親とのミーティング

「女性自助グループの訓練を受けて、定期的に貯金し、お金が必要な時にはグループから資金を借りられるようになった。以前は自助グループで活動する意味が分からずきちんと貯金していなかった」
「養鶏養羊ビジネスの支援を受けて、羊や鶏を売って収入を得られるようになった。これまでの日雇労働のほかに収入源ができたので、出稼ぎに行かなくても済むようになった」
などと、答えてくれました。
「子羊が4匹生まれた!」と喜んで報告してくれた家族
親たちの表情は非常に明るく、子どもたちを校へ毎日通わせていることに自信を持っていることが伺えました。また自分たちが働く状況や生活が良くなってうれしいとも話してくれました。
親の様々な努力と村での活動の効果が影響し合い、家庭内の収入の安定と子どもの教育を両立できるようになってきたことが分かりました。
また、村にはコットン畑などで働いたために一度も学校へ通ったことのない女の子がたくさんいます。
18歳の女の子デヴァマは、一度も学校へ行ったことがなく、家族の土地での農作業や家事手伝いなどをして暮らしていました。
「学校に行かなかったので、友達はいませんでした。」
この言葉を聞いて私はショックを受けました。18歳になるまで友達を持てなかったなんて。
職業訓練センターで学ぶ女の子たち

職業訓練センターのことを現地のプロジェクトスタッフから聞いて興味を持ったデヴァマは、親と相談して今年4月からセンターに通い、初めて教育を受けられるようになりました。
「他の女の子のように学びたいと思いました。今は友達ができて、すごくうれしい」と恥ずかしげに笑って話してくれた、そのやさしい笑顔がとても印象的でした。
自分の名前を書くデヴァマ


彼女は読み書きが全くできなかったため、今は政府による成人向けの識字教室にも通っています。以前は自分の名前を書くことができませんでしたが、何とか覚えたそうで、名前を書いて見せてくれました。
父親は言葉少なげですが、「自分も学校へ行ったことがなく、教育に興味がなかった。だから子どもを学校へ通わせようと思わなかった。今は娘が学びたいと思うなら尊重したい。学べば生活も良くなるだろうから。」とデヴァマの新しい歩みをひそかに応援しているようでした。
デヴァマが書いてくれた自分の名前(テルグ語)
このように村では新しい一歩を踏み出した女の子たちが見られるようになりました。村を訪れるたび、女の子たちのこれまでの経験や一生懸命な姿に心を動かされます。
ナガルドーディ村は、子どもと家族のそれぞれの状況が改善し、村全体として「児童労働のない村」になるまで、あと少しというところです。今回、住民と、より協力し合って活動を続けて行こう、と話し合ってきました。
ACEのプロジェクトの実施によって、多くの子どもたちの人生が、良い方向に変わってきています。その一方で、周辺の村では、まだたくさんの子どもたちが働います。
そのため、今後は周辺地域にプロジェクトを拡大したいと考えています。
そこで、みなさまにお願いです。
「ピース・インド」プロジェクトの実施地を拡大し、より多くの子どもたちを支援することができるよう、引き続きのご支援をお願いいたします。
◆「ピース・インド」プロジェクトへの寄付として活用される「コットン募金」へのご協力はこちらから ⇒http://acejapan.org/support/cotton/
◇「ピース・インド」プロジェクトについてはこちら
⇒http://acejapan.org/cotton/peace-india/
◇ウェブサイトには、今回お送りした以外の報告も掲載しています
「児童労働がなくなった村」への訪問が村人の刺激に
⇒http://acejapan.org/info/2013/07/10206/
どうぞよろしくお願いいたします。
2013年7月15日 成田由香子
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特定非営利活動法人ACE(エース)
〒110-0015 東京都台東区東上野1-6-4 あつきビル3F
TEL: 03-3835-7555 FAX: 03-3835-7601
http://acejapan.org/
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こんにちは。ACEで国際協力事業インド担当をしている成田由香子です。
7月3日からインドを訪問し、コットン生産地で、児童労働をなくし教育を支援する
「ピース・インド」プロジェクトの実施地を訪問しています。
こちらは農繁期を迎えており、畑を耕したり種まきをしたりする農民の姿が見られます。 コットン畑には一足先に種が植えられ、膝の高さくらいまで伸びてコットンの花のつぼみが膨らみ始めました。受粉作業や草取りなど、徐々にコットン畑で働く農民が増えてくる時期です。
プロジェクトを実施しているナガルドーディ村は、4月から活動最後の4年目を迎えました。住民との話などから「児童労働のない村づくり」へ向けて徐々に変化が起きていることが分かりましたので、ご報告します。
まず、コットン畑で働く子どもはいなくなり、学校に通う子どもの数は以前より100人以上増えたことが分かりました。
子どもを働かせていた家庭はどのように変わっていったか、親たちに聞いてみたところ、最も多い答えは「親は子どもを学校へ通わせる責任があると考えるようになった。」そして「子どもを学校へ通わせて、親はもっと働くようになった。」でした。
どのように働き方が変わったか聞いてみると、
「以前は労働者の賃金がどれくらいであるべきなのか知らず安い賃金で雇用者に言われるまま働いていた。1日の賃金は前は約50ルピー(約100円)だったけど、今は100ルピーが正当だと知って要求するようになった。」
「これまで村で仕事がない時は、子どもを連れて出稼ぎに行っていた。でも今は出稼ぎに出るときは、祖父母か親戚が村で子どもの面倒を見てくれるようになり、子どもが学校へ通い続けられるようになった」
子どもを学校へ通わせるようになった親とのミーティング

「女性自助グループの訓練を受けて、定期的に貯金し、お金が必要な時にはグループから資金を借りられるようになった。以前は自助グループで活動する意味が分からずきちんと貯金していなかった」
「養鶏養羊ビジネスの支援を受けて、羊や鶏を売って収入を得られるようになった。これまでの日雇労働のほかに収入源ができたので、出稼ぎに行かなくても済むようになった」
などと、答えてくれました。
「子羊が4匹生まれた!」と喜んで報告してくれた家族
親たちの表情は非常に明るく、子どもたちを校へ毎日通わせていることに自信を持っていることが伺えました。また自分たちが働く状況や生活が良くなってうれしいとも話してくれました。
親の様々な努力と村での活動の効果が影響し合い、家庭内の収入の安定と子どもの教育を両立できるようになってきたことが分かりました。
また、村にはコットン畑などで働いたために一度も学校へ通ったことのない女の子がたくさんいます。
18歳の女の子デヴァマは、一度も学校へ行ったことがなく、家族の土地での農作業や家事手伝いなどをして暮らしていました。
「学校に行かなかったので、友達はいませんでした。」
この言葉を聞いて私はショックを受けました。18歳になるまで友達を持てなかったなんて。
職業訓練センターで学ぶ女の子たち

職業訓練センターのことを現地のプロジェクトスタッフから聞いて興味を持ったデヴァマは、親と相談して今年4月からセンターに通い、初めて教育を受けられるようになりました。
「他の女の子のように学びたいと思いました。今は友達ができて、すごくうれしい」と恥ずかしげに笑って話してくれた、そのやさしい笑顔がとても印象的でした。
自分の名前を書くデヴァマ


彼女は読み書きが全くできなかったため、今は政府による成人向けの識字教室にも通っています。以前は自分の名前を書くことができませんでしたが、何とか覚えたそうで、名前を書いて見せてくれました。
父親は言葉少なげですが、「自分も学校へ行ったことがなく、教育に興味がなかった。だから子どもを学校へ通わせようと思わなかった。今は娘が学びたいと思うなら尊重したい。学べば生活も良くなるだろうから。」とデヴァマの新しい歩みをひそかに応援しているようでした。
デヴァマが書いてくれた自分の名前(テルグ語)
このように村では新しい一歩を踏み出した女の子たちが見られるようになりました。村を訪れるたび、女の子たちのこれまでの経験や一生懸命な姿に心を動かされます。
ナガルドーディ村は、子どもと家族のそれぞれの状況が改善し、村全体として「児童労働のない村」になるまで、あと少しというところです。今回、住民と、より協力し合って活動を続けて行こう、と話し合ってきました。
ACEのプロジェクトの実施によって、多くの子どもたちの人生が、良い方向に変わってきています。その一方で、周辺の村では、まだたくさんの子どもたちが働います。
そのため、今後は周辺地域にプロジェクトを拡大したいと考えています。
そこで、みなさまにお願いです。
「ピース・インド」プロジェクトの実施地を拡大し、より多くの子どもたちを支援することができるよう、引き続きのご支援をお願いいたします。
◆「ピース・インド」プロジェクトへの寄付として活用される「コットン募金」へのご協力はこちらから ⇒http://acejapan.org/support/cotton/
◇「ピース・インド」プロジェクトについてはこちら
⇒http://acejapan.org/cotton/peace-india/
◇ウェブサイトには、今回お送りした以外の報告も掲載しています
「児童労働がなくなった村」への訪問が村人の刺激に
⇒http://acejapan.org/info/2013/07/10206/
どうぞよろしくお願いいたします。
2013年7月15日 成田由香子
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