先日、YouTubeでも公開された

SING LIKE TALKINGのライブ映像

その後も曲だけの公開もしてくれた



ワタクスはライトなファンだから

ライブなど行ったことはないし

当時はお金に余裕もないから



いまも別に行きたくはないかな

適度に距離が空いているほうが

ちょうどいい気がするので

どの立場?笑、でもそんなもんす



アルバムは以前も書いたが2枚目

から8枚目か9枚目までは持ってる

何度も何度も繰り返し聴いていた



でも2000年前後で止まってる感じ

以降の作品は聴こうともしなくなった

そういう感情になったんですかねぇ



でも昔のほうの曲で、ある程度

出し尽くしたと思うし、珠玉揃い

あとはもういいですよ笑



願わくは、もっと世間に評価されて

親しまれるといいとは思うが

もう無理はしないでしょうね



やはり自然な流れだが彼らも

順調に歳を取っていますから笑



そのライブではテンポを落とした曲

でもなんかこう、逆にイイですね~

力の抜けた柔らかい音と声でね



ボーカルの竹善は流石に原曲の

テンポでのキーは難しくなっていたが

伸びやかで歳を取ったなりのね



自然な甘みのある濃くないスッキリで

なめらかなソフトクリームのように

なってましたねぇ、小田和正寄りの



ワタクスの脳内ではかつての高音と

パワフルで高いところも歌いきる

若さ溢れる当時の声で奏でられる



しかしワタクスも同じウサギ団

歳を取りましたから笑、かつて

自分も高音を気持ち良く歌っていた



裏声で歌うのは気持ちいいんです笑

standingって曲なんかはもう血管切れる

歌い切れると気持ちいいんですよ自分も



アノ記憶や脳内イメージとは裏腹に

ワタクスも原曲の音程ではもう歌えない

何よりタバコを吸うから息が続かぬ笑



歌う喉の筋肉も衰えているだろう

だがアメリカンスピリットなので

ちょっとだけ吸う筋肉は維持してる



脳内の記憶は若いまま、まだできる

できるというかできていた頃の記憶

体験、経験みたいなものに、自分で

絶大な信頼を寄せてしまうとキツイ



私たちも歳を取ればわかってくるが

かつてのようなリズムやテンポで

こなしていた事が、年々つらくなる



時間通りにできたことができなくなる

これからますますそうなるでしょう



両親を見ていてもわかりますが年々

できていたことが10分、20分

そして30分と遅れをとってズレる



まるでからくり時計が毎時0分に

決まって動き出す、その開始時間が

少しずつズレていくかのように



最初は0分にキッチリセットしたが

いまは52分までズレてきている笑

だーれも気にしてないし、そろそろ何時

という感覚で細かいこだわりはない



だが父母ともに衰えてきているのに

父は相手に対して通常通りをまだ要求

寸分違わぬ、ズレぬルーティーンを好み

延々と続けることができるロボットだ笑



父は母をなぜちゃんとやらないんだと

責める思いやりのかけらもない性格

お互いもう80過ぎましたよ?わかってる?



足腰が弱った母をお願いされない限り

助けようと自らは動くことはないタイプ

ふつうに離婚されるレベルの人間性だ



まぁそれは別の話だが、人間は衰える

衰えたからこそ、自分自身との最適な

チューニングをするため探し始める



私たちも衰えていることを自覚しつつ

相手には、特に歌い手に対しては

原曲通りを無意識に要求してしまう



それは脳内で同じリズムや音程で

再生されすぎて慣れすぎているから

その原曲の要求レベルが設定されて

ズレが許せなくはないが落胆してしまう



人によっては自分の衰えを棚に上げて

落ちたな、ヘタなったな、衰えを指摘し

残念がる気持ちを表に出してしまう時代



われわれどうよ?笑、各自いろいろでしょ?

相手にばかり同じレベル要求するのは

やさしいフンベツのある大人がすること?



シングライクについてはメンバーの病気や

活動休止期間もあったので仕方ないこともある

でもかつての若さゆえのギラギラ魅せつけ系の

テンションを追い求めなくなって自然になった



35周年の映像と25周年の映像を観ると

その違いがわかるでしょうね、おそらくは

25周年のものは原曲に近づこうと必死に

維持したい姿勢が見えていたし、それが



できなくなってきて、ごまかしているのに

ちょっとまだ恥ずかしくて隠そうとする

まだ衰えを受け入れず認めたくない意識

中年世代はこの経験をしてきてますよね笑



これで抗うことがいい場合もあるし

逆にあるがままに認めていくことで

プラスに転じる効果も見つけたりする



自分のなかで、プラスに転じる効果を

絶えず探り続けるのが老齢の旅なのかな笑



そういう意味で彼ら自身もファンにも

いい着地点を見つけてそのスタイルに

落ち着いてきたんだろうなぁと感じた



10行けるところを8しか行けないが

私たちが10を要求し正当化しなければ

8に自分を合わせにいくと意外と自分にも

ポジティブ反応が出ることに気づくから



これがmellowな感じのリズムなのかと

そして脳内の再生リズムと違う音や声に

私たちもチューニングしながらプラスに

転じる効果が出るところを探ってみつける



ボーカルの竹善もたまに見かけた近影の

ショート動画なんかでは、おじいちゃん笑



老眼鏡なんだろうなという表情や

若づくりの髪型見せ方の無理感

藤田も西村も表にメディアにあまり

出ないぶんだけ見た目はかなりのアレ



でもそれもこれも私たちも同じように通る道

彼らがかつての10を8で奏でるしあわせを

私たちも少しずつ良さに気づいていく感じ

悪くはないのかなと、個人的には感じました



ダウンタウンの2人と同じ年のこの3人

仕方ありません、個人差はありますが

ダーハマはもうシワッシワになったし

想定以上の衰えを笑いにして馴染ませた


私たちもそれを笑い馴染み、親しみ始めた

いろんな過程や家庭で、この馴染みは

絶えず起こっていることなんでしょうね



なるべくなら、起こることに怒らず

自分たちでいいポジショニングを見つけ

合わせていくことを互いに行うことで

変わることはあるんだろうなと




なんとまぁ抽象的でボヤッとしてる表現

感覚を言葉に置き換えるのは難しい

でもこれもいつか、馴染む日がくる

きっと、いつの日か