スキルを身につけるんだと

一生懸命になる、させられる。

互いに言われたり、言ったり。

まやかしのように常識化した。



結局、全員クビにして

機械で出来たら洋梨にもなる。

いまの時代そういう切り方もできる。



スキルっていう発想がおそらく

時期的に平成半ばあたりならば

なんとなくまだ、通用してた。



おそらくいまはスキルを

人間が追い求めすぎて

スキルを上書きし続けて

人間の筋力でついて行くのも

ムリな領域に入ってきている。



育休中にスキルアップ発言。

この問題と無関係ではない視点に

本質に向き合うべきなんですよ。



できているときはいいけれど

すぐにアップデートして身につけて

こなしていかないと追いつけない。



人は衰えるものであり、仕事だけが

人生ではないのに、仕事メインに

日本の社会は持っていこうとする。



挙げ句、切り捨てられやすい。

すぐに適応すべく人に求めるスキルは

その類いがまだまだ多い。



だから本当は働く環境においても

人は戦い方を変えないといけない。

日本人は特に仕事を上位に置きすぎる。



先を見据えていくなら人が負ける。

ついていけない人は仕事に忙殺される。

人が人を選び、機械のように働く。



こんな仕事に尽くす人生を互いに

目指すのは日本だけではないだろうか。



使う側は既存のルールをベースに

変えることなく、厳しくしながら

タイトにこなすスキルを求めてくる。

払っている分、キチンと働けという。



たぶんそういうところを追求していく

時代ではないんだと思うんですよ。

むかしはそれで通用してましたけどね。



本筋となるのは、人が生きていくこと。

その延長で社会の中で仕事をして

生活していくことで、生きるがベース。



その生きるを、苦しくさせるように

仕事をメインにしてしまう日本社会は

人生のデザインがすごくヘタに見え

遮二無二働く、まるで機械のように

正確さと仕事量を追求し、要求してくる。



意識は昭和で、ツールは令和。

いまはそんな引きずり方をしてる。

昔はそれで通用していたから。

そのやり方でのし上がったくらい。



スキルアップを推奨する

一部の政治家たちの発言は

意識が昭和ベースなんです。

まったく恥じていないでしょ?笑



ここをアップデートの仕方を

人間相手に間違えて要求してくる。

このヘタレでセンスのない人たち。



彼らの従来の発想が変わらないと

日本の社会の視野は狭いまま。



昭和の意識だと効率性を捨てると

疲弊して人間性が薄れてしまう。



人間性を重視すると衰えを認め

結果、いまは非効率になりすぎる。



このまま苦しむ路線を踏襲するか

視点を変えて人生ベースにするか。



まだ日本は両足ドップリ浸かって

抵抗力の強い、流れに逆らいながら

進もうとばかりしている。



こんな昭和の意識では

どんなにすぐれたツールでも

人は苦しくなるだけだろう。



苦しくなると楽しくない。

これが普通です、当たり前。



でも苦しい中に達成感を見出し

こなすことを充実感に誤変換。

それが正しいと思い込む日本。



間違い探しに誰も気づかず

信じて進むだけでは猛進ならぬ盲信。

世界中から笑われてしまうだけ。



それでも、いくら笑われても

逆にムキになって通そうとして

使命感に酔い、仕事第一で生き

使い捨てを平気で続けていく

日本に誰が暮らしたいと思うか。



政治家は発想を変えてほしい。

そんな意識で乗り切れるほど

時代はもう古くないんですよ。



もう昭和の発想はやめましょ?

おねがいだから。



お前らが言わないとみんな自分から

変えようとしない社会なんだから。