いま、この時代にこそ手紙を書くことを考えてみる
手紙を書く、ということで思いつくことは何か?
良い面としては、伝えることをまずは考える
そして相手に伝わるように考え、書いたら推敲する
逆に良くない面としては、自分の書きたいことを伝えきれるか?
書きたいことが伝えたいこととマッチしているか?
などがある
またニュアンスが伝わるのか?
言葉のもつ意味が相手にとって、自分のもつイメージと同じように伝わるか?
書き手の熱量を受け止めるだけのものが相手にあるか?
本当に伝えたいニュアンスは果たして伝わるのか?
手紙を書くということは、自分が考えていることを伝えることである
それが直筆の手書きの文章による手紙であることが肝心だろうとも思う
わかりやすく伝えようとする気持ちと
伝えるべきことをもれなく伝えたい、それが本当に相手に伝わるのか
このせめぎ合いもあるはず
あまりに平易になってしまってはニュアンスが
伝わりきれていないのではないかと不安にもなる
でも、言葉で表現したことが字面のまま伝わることは良いことなのか?
書き手が伝えたかったことが、100%その手紙の言葉で表現できたとは限らない
本当に伝えたいニュアンスが伝わらないジレンマまで
汲み取って読んでくれるだろうか?
伝える側だって実は伝えるのは難しいし
読んで受け止める側だってすべてを読み取るのは難しいのである
うまくまとめようとしないことが逆に重要なのではないのか?と仮定する・・・
伝えたいことがすでに決定された事項でない場合は
書き手の熱量や断片的な文章や言葉の羅列でさえ
下手でもいいから伝えきることをしてみたらどうだろう?
相手がそれを受け取って理解を促す余地や
想像して考える余地を残して期待をかけるほうが
より良い相互理解や共感につながっていくのではないだろうか
近々出そうと思っている手紙を思いながら
こんなことを書いてみました(笑)