社会保険労務士とはどんな存在意義があるのか
一般の労働者には認知度は低く、味方になってくれる社労士はほぼいない
労働者がどういう視線を社労士に向けているのかを考えると
事務処理関係のアウトソーシング?字面で社会保険とか労務管理の仕事?
何をやってるのか興味すら、あまりもっていない印象があります
そもそも社労士の制度が今年で50年も存在してることすら
知ったこっちゃないというのがホンネだと思いますね
事業主から顧問料等をいただいて業務委託契約をする以上は
事業主のために、事業主の利益になるように仕事をするのであり
社長と社労士がなにやら画策してるのを蚊帳の外で眺める
あぁ、俺ら私らの給料削ろうとアドバイスしてんのかなとか
労働者は意思決定には何も絡めないんだと感じさせているかもしれませんね
「事業における労務管理その他の労働に関する事項及び労働社会保険諸法令に基づく
社会保険に関する事項について相談に応じ、又は指導すること」
字面をみると、法律らしく「はぁ?」ですが
いわゆる事務処理系が法律の条文にちなんで1号、2号業務で
そして上記が3号業務と業界的には呼んでいるものです
1号、2号は社労士の独占業務といえるもので、この3号は独占ではありません
ポイントなのはこの内容が「誰のために」行うものかと明記していないことです
3号業務として有名なのはコンサルティング業務でこれも事業主寄りですね
しかし、この資格で仕事をする人のほとんどはおカネになる人を選択します
無理もありません、労働者の皆さんと同様に生活のために家族のために
または、事務所で雇用する従業員のために稼がなくてはなりません
ですので、基本的には労働者の蚊帳のそと感は変わりません
では、労働者のため「だけ」に働いてくれる人はいないのか?
現状の環境下では難しいことだと思います
しかし制度ができて50年、時代は高度成長期、バブル、不況などを経て
この50年で労働者の意識や権利主張が高まってきたのは確実であり
低下することはないでしょうし、ごまかしが通用しなくなっています
法律も少しずつ労働者を保護すべく改正を重ねてきました
インターネット等を通じて「知られてなかったことを知る」時代です
自らが働く職場の環境や待遇を変える、良くすることに対しての欲求も
労働者はこれまで以上に高くなってくると推測され
さらに少子高齢化により労働力人口が低下し人手不足が叫ばれています
一方で、労働者を押さえつけるのはもう時代に合わない
もう少し職場の意識を向上させるようなアイデアがほしいと
労働者とともに歩む選択をする事業主がトレンドとなり浸透していく可能性も
そういうアピールをすることで人財を獲得しようという流れも
出てくることでしょう
いずれにせよ、新しい時代へ新しい視点からアプローチして
新たな時代へ向けて違う切り口で展開することを考える
そういう視点の持てる社労士が連携していくことも必要となります
何をしたいか、自分を見失わないためにも
しっかりと書き続けていきたいと思っています