現状でどう打開していくプランを立てられるか
考えられるアプローチを可能性も含めて精査していかなければならない
昔の成長時代の戦略の総括をしたうえで取捨をしていまの時代に
適した角度で言葉に替えていくこと
すべてがいまの時代そぐわないものなのか?そうではない
高齢化や少子化の影響によって働き手を創出していかなければならない
「自分に合うものを」という呪縛から労使双方が解き放たれなければならない
いつのまにか社会に、会社に合う労働者を求め
労働者は自分に合う会社ばかりを求め双方が譲らない構図が出来上がってしまった
しかし絶対数が減っていくなかでこれから先の展開を読むと
会社に合う労働者を選ぶ時代ではなくなってくるはずである
パワーバランスを考えれば会社が変わる方向性を示さなければ動いていかない
会社が変わるということはどういうことか
会社の存続や利益優先の戦略と並行して、育てる、引き継いでいく
次世代への取り組みの意識を共有していかなければならないのではないか
人を雇い、そのなかで習得させ成長させて、担う人財を育成させていく
目の前の単なる労働力から次世代を担う人財力へ変えていく
そのためには教育する側の人財の手助けも必要となってくる
育てる余裕がなく、育てる言葉や行動を自信をもって示すことができない
そういうジレンマもあるのではないか
このために年金世代のもつ知恵や経験を役立てることはできないか
自慢話や根性論(一部は大事)や精神論を振りかざしてもよくないが
必ずしもすべて悪ではない
労使の双方向でのコミュニケーションにいかんともしがたい隔たりがあり
若い世代に対する対応に困る、言葉に詰まって伝わらない
これは育てる側が言葉で論理的に教わったのではなく、自身のガムシャラに
駆け抜けた成長体験の中で培われてきたものであるからなのである
ココが肝であることはいまも昔も変わらないはず
すべてお膳立てされ、危機や困難を親心によって回避してきた世代の責任の
一端は親世代にもあるのではないか
ならば危機に直面し挫折する若者に手を差し伸べ社会全体で手助けすることも
次の世代のための責任でもあると感じずにはいられない
一方で若い世代にも、嫌なコトやツライことも受け止める気概が求められ
困難に打ち克っていく経験を積むことの大事さをまずは自分の中に入れてみてほしい
もとより説明の難しいこの成功体験を受け入れることでしか
その先にある景色は見れないのだから
自分が正当な評価をされたい、という願望は誰しももつものだが
自分が正当な評価をされるためには、受け止めなければならないことや
経験を積まなければ自身では打開できないこともある
その育つためのプロセスを放棄してラクに成功できるほど甘くはない
私たち大人世代はそのもがくさまに自身の経験を重ね、叱咤激励しつつ
サポートしながら声をかけて励ますことができるはずである
その大事なことを言葉の面から共有できるように工夫していく
年金世代の知恵や経験にはここを補う金言が隠されている気がしてならない
みながそっぽを向いてしまった古き良きものにも鉱脈があるのかもしれないと