こんにちは、観測者です。
これまで、交流会に現れるマーケティング会社の矛盾や、介護CMに吸い寄せられる女性の心理的背景についてお話ししてきました。
鋭い方なら、こう思われたかもしれません。
「結局、この人は何者なんだ?」
「なぜ保険のプロなのに、保険の話をしないのか?」と。
今日は、私がなぜ「一(いち)営業マン」として振る舞うのをやめ、この「観測者」という立場を取るに至ったのか。
その裏側にある営業の絶望と救済についてお話しします。
1. 「人」を探し続けることへの限界
多くの保険営業マンは、毎日「契約してくれる人」を探して街を駆けずり回っています。 交流会に行き、名刺を配り、SNSで「万が一への備え」を叫ぶ。
実は、かつての私もそうでした。 ですが、ある時気づいてしまったのです。
「人」を探して追いかけているうちは、自分自身が市場のバグ(侵入者)の一部になってしまっているということに。
あなたが「人」をターゲットとして見ているとき、相手は本能的にそれを察知します。
「この人は自分に何かを売ろうとしている」
その瞬間に心のシャッターは下り、どんな正論も届かなくなります。
これこそが、多くの営業マンが疲弊し、脱落していく「構造的な無理ゲー」の正体です。
2. 「構造」を観測すれば、人は向こうからやってくる
私は「人」を探すのをやめました。
代わりに始めたのが、その人が置かれている「人生の構造」を観測することです。
例えば、先日お会いした女性。 彼女はお兄様と同居されています。
世間の営業マンなら「お兄様も一緒に保障を」と提案するでしょう。
ですが、観測者の視点は違います。
「身内がいるからこそ、共倒れの恐怖を誰にも言えず、密室の中で孤立しているのではないか?」 この「沈黙の構造」を見抜くこと。
不思議なことに、相手が気づいていない「人生のバグ」を正確に言語化して提示すると、相手は「この人は私のことを誰よりも理解している」という確信を持ちます。
そして、「あなたの眼(観測)で、私の未来を確定させてほしい」と、向こうから求めてくるようになるのです。
3. 私にとって、保険は「部品」でしかない
私は保険を売りたいのではありません。あなたの人生や事業という「設計図」の中に潜む欠陥を見つけ、それを修正したいだけです。
その修正のために、たまたま「保険」という部品が最適であればそれを使いますし、そうでなければ他の手段を提案します。
私が「保険」という言葉を安易に使わないのは、それが目的ではなく、あくまで構造を維持するためのツールに過ぎないからです。
最後に
もしあなたが、一生「人」を探し続け、拒絶される恐怖に怯える営業スタイルから抜け出したいなら。 あるいは、自分の人生がどこか「歪んでいる」と感じながら、その正体が分からずにいるなら。
一度、自分の人生を「客観的な構造」として眺めてみてください。
私がこのブログで書き続けているのは、その「観測」の訓練の記録です。 あなたが自分の人生の「背景」に気づいたとき、現実という粒子は、あなたの望む形に収束し始めます。
これからも、私と一緒にこの世界の「歪み」を観測していきましょう。